奥川が気合の延長14回165球完投で、圧巻23K&最速154キロ 24年ぶり8強進出

星稜先発の奥川恭伸(カメラ・義村 治子)
星稜先発の奥川恭伸(カメラ・義村 治子)

◆第101回全国高校野球選手権大会第11日 ▽3回戦 星稜―智弁和歌山(17日・甲子園)

 今秋ドラフト1位候補の星稜・奥川恭伸投手(3年)が17日、3回戦の智弁和歌山戦に先発し、23三振を奪う好投。チームは延長14回でサヨナラ勝ちし、1995年以来24年ぶりにベスト8に進出した。

 立ち上がりからエンジン全開だった。初回は1三振を奪うなど三者凡退。2回は死球で初めての走者を出したが、捕手・山瀬が二盗を刺したことなどもあって3人で抑えた。4回まで3イニングにまたがって圧巻の6者連続三振。3、4、5回には1球ずつ、今大会最速となる154キロも計測した。

 だが、1点リードで迎えた6回。失策と死球で2死一、二塁のピンチを迎えると、智弁和歌山名物の応援曲で魔曲とも言われる「ジョックロック」が鳴り響く中、西川晋太郎遊撃手(3年)に右前適時打を浴びて同点に追いつかれた。

 7回からは再びギアを上げた。7、8回はそれぞれ2三振を奪うなど三者凡退。9回は先頭打者にヒットを許して走者を背負ったが、後続を打ち取って本塁を踏ませることは無かった。

 延長に突入しても当然のように続投。延長11回には154キロを2球計測。11回2死からこの試合初めての四球を出すと、右足ふくらはぎをつったようなしぐさを見せてヒヤリとしたが、後続を打ち取った。さらに12回が始まる前には「治療」というアナウンスが流れて、ベンチから出てくるタイミングが少し遅れたが気合の投球で3者連続三振を奪った。

 無死一、二塁で始まるタイブレイクとなった13回も力強い投球は続いた。先頭打者のバントを三塁に送球してアウトにする好フィールディングを見せ、1死一、二塁からは2者連続3球三振と力を振り絞った。14回も走者を三塁に背負ったが、得点を与えることはなく、サヨナラ勝ちにつなげた。

 14回で165球を投げ、3安打1失点(自責0)、23奪三振という圧巻の投球だった。

 (1回)二ゴロ、見三振、右飛

 (2回)三ゴロ、死球、空三振(二盗失敗)

 (3回)空三振、空三振、見三振

 (4回)空三振、空三振、右飛

 (5回)空三振、遊安、空三振、見三振

 (6回)空三振、三失、遊ゴロ、死球、右前適時打、見三振

 (7回)中飛、見三振、空三振

 (8回)空三振、見三振、右飛

 (9回)中安、中飛、左飛、空三振

 (10回)中飛、空三振、遊ゴロ

 (11回)左飛、一ゴロ、四球、左飛

 (12回)空三振、空三振、空三振

 ※延長13回からは無死一、二塁からのタイブレイク

 (13回)投ゴロ、空三振、空三振

 (14回)投ゴロ、遊ゴロ、中飛

試合詳細

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