【巨人】優勝7度経験の阿部「今が勝負所」広島叩いた勢いに「乗る」

いよいよペナントレースも佳境に入り、7度の優勝経験者の阿部がチームの勢いを加速させる
いよいよペナントレースも佳境に入り、7度の優勝経験者の阿部がチームの勢いを加速させる

 巨人の阿部慎之助捕手(40)が15日、5年ぶりのリーグ優勝へ大号令をかけた。チームは12~14日の敵地・広島3連戦を勝ち越し、6日からの9連戦を6勝2敗1分けと大きく勝ち越した。7度のリーグVを知る大黒柱は「勢いのある時に乗っかっていけるかが大事」と訴えた。16日からの阪神3連戦(東京D)でさらに勢いを加速させていく。

 目に見えない“流れ”を誰よりも理解しているからこそ、重みのある言葉だった。これまで2度の3連覇を含む7度のリーグ優勝、3度の日本一を経験している阿部は、リーグ優勝に向けて残り36試合の戦いで大事なことを聞かれるとこう口にした。

 「勢いのある時に乗っかっていけるかが大事になる。去年、一昨年は乗っていけそうかなという時にそれができなかったからね」

 昨年7月、7連勝で5ゲーム差に迫って迎えた首位・広島との試合(20日・マツダ)で0―7から一時逆転するも、勝利まであと1死から下水流(現楽天)に逆転サヨナラ2ランを浴びて敗戦。そこから6連敗し、広島の背中が見えなくなった。チームは4年間リーグ優勝から遠ざかり、経験のない若手も増えたからこそ「今がシーズンの勝負どころじゃないかな」と、ここぞのタイミングで“大号令”をかけた。

 自らが生み出した勢いを生かす。今季ワーストの6連敗で迎えた7日の中日戦(ナゴヤD)では試合前の野手ミーティングで仲間を鼓舞。23戦ぶりにスタメン出場し、4号2ランを放つなど、連敗ストップに貢献した。チームはそこから5連勝(1分けを含む)と息を吹き返し、9連戦を6勝2敗1分けと大きく勝ち越すことに成功。相手投手に応じて主に阿部かゲレーロが5番に入り、これが得点源にもなっている。

 今季の阿部はスタメン出場すると3割2分7厘の高打率だ。そのうち直近5試合はチームが4勝1分けで、自身も2戦連続マルチ安打と好調だ。「大事な時期にスタメンで使ってもらえているのはうれしいこと。だからこそ、チームの勝利につながる一本を打っていきたい」と力強く意気込んだ。

 この日、チームは台風10号の影響で広島駅を発着する山陽新幹線が終日運休したこともあり、帰京を1日遅らせて広島の宿舎で静養した。16日の阪神戦(18時・東京D)は移動ゲームになるが、チームには確かな勢いがある。「この先は接戦をものにしていくことも大事になる。優勝するために自分が少しでも役に立てればいい」。6月18日から首位をキープし、現在は2位・DeNAと4ゲーム差。リーグ優勝の瞬間まで巨人の大黒柱が、チームを支えていく。(後藤 亮太)

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