【ロッテ】小島、プロ初勝利!13年センバツV投手「コジマじゃないよ!オジマだよ!!」

プロ初勝利を挙げた小島は「コジマじゃないよ!オジマだよっ!」と書かれたTシャツを着て笑顔を見せた
プロ初勝利を挙げた小島は「コジマじゃないよ!オジマだよっ!」と書かれたTシャツを着て笑顔を見せた
浦和学院時代の小島
浦和学院時代の小島

◆日本ハム4―9ロッテ(14日・東京ドーム)

 気力を振り絞り小島は左腕を振った。7―0の6回。1点を返され、なおも2死二、三塁。自己最多114球目のカットボールで谷内を遊ゴロに仕留めた。6回を投げ4安打4四球も1失点にまとめ5戦目でプロ初勝利。ヒーローインタビューでは「結構長い時間がかかったけど勝ててよかった」と満面の笑みを浮かべた。

 エリート街道を歩んできた左腕にとって忘れられない一戦がある。13年に浦和学院の2年生エースとしてセンバツ優勝。公式戦無敗のまま臨んだ同年夏の甲子園では1回戦で仙台育英に11失点しサヨナラ負けを喫した試合だ。左足をつって降板するアクシデントに見舞われ、182球の熱投も実らず途中降板。号泣しながらグラウンドを去った。「高校に入って最初に負けたのが、あの試合。それまでは投げれば勝つのが当たり前。あの試合のおかげで勝つのが当たり前じゃないんだなと教えられた」

 早大では東京六大学リーグ戦通算22勝。即戦力として満を持して臨んだ4月4日。プロ初登板初先発の西武戦では2回8失点の屈辱を味わった。自信を打ち砕かれたルーキーは打ち込まれる自分の映像を何度も見返し糧にしてきた。「勝てないんじゃないか」という弱い気持ちに打ち勝てたのも6年前の聖地で学んだ経験があったからこそだ。

 打線も4本塁打などで9点を奪いルーキーを援護した。チームは2連勝で4位タイに浮上。「ルーキーらしく勢いをつけられる投球をしたい」と小島。逆転CSを狙う上で頼もしい新星が誕生した。

(長井 毅)

 ◆小島 和哉(おじま・かずや)1996年7月7日、愛知県生まれ。23歳。浦和学院高では1年夏からベンチ入り。2年生エースとして2013年センバツで優勝。14年夏は高校日本代表に選ばれ、U18アジア野球選手権準V。早大では4年時に主将。リーグ戦通算22勝12敗。18年ドラフト3位でロッテ入団。177センチ、81キロ。左投左打。年俸1000万円。

試合詳細
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