【巨人】坂本勇、決勝二塁打「勝ててよかった」開幕カード以来の広島戦勝ち越し

7回無死一塁、坂本勇が左中間に勝ち越し二塁打を放つ(カメラ・保井 秀則)
7回無死一塁、坂本勇が左中間に勝ち越し二塁打を放つ(カメラ・保井 秀則)

◆広島1―7巨人(14日・マツダスタジアム)

 両手を何度も叩き、三塁ベンチに向けて笑顔でガッツポーズを繰り返した。流れを引き寄せる一打に、坂本勇の勝負強さが凝縮されていた。同点で迎えた7回無死一塁。野村の初球、真ん中に入ってきたカットボールを捉えると、打球は左中間を転々とした。その間に一塁から亀井が一気に本塁へ生還。「亀井さんが走ってくれたのでね」と先輩に感謝したが、主将の一振りが最高の結末を呼び込んだ。

 3回2死では左翼線へ二塁打を放ち、敵地での広島3連戦で全試合安打を記録。前日13日の試合ではサヨナラ負けで連勝が5で止まり、球団ワーストタイの5年連続で同一カード勝ち越しなしが決まったが、この日は投打の主役が輝きを放った。試合後は「勝ててよかったです」とうなずいた。

 これで開幕カード以来の広島戦の勝ち越しを決めたが、その中でも勇人の存在は際立っていた。初戦では2打点を挙げたが、守備でも投手を支えた。最大5点リードから2点差に詰められた8回1死一、二塁。この場面で高木が登板したが、2死から四球を与えると、敵地には逆転を期待する大歓声が渦巻いた。

 するとすかさず主将はマウンドへ駆け寄り、時間を作った。これには高木も「投手からしたら間を取ってくれるとうれしいです。いっぱい、いっぱいになる時に一息つける。間があったので落ち着くことが出来た」と感謝。以前から「マウンドに行けば一瞬だけでも気持ち、目線が変わる。それが大事なんじゃないかな」と口にしているからこそ生み出せる絶妙の間。左腕がこの直後の打者を初球で抑えたことで接戦を制することが出来た。

 これで勝負の9連戦を6勝2敗1分けと勝ち越した。開幕前に「プレーで引っ張ることが一番だと思うので、それしか考えていないです」と話してきた背番号6。主将として初のリーグ制覇の瞬間は少しずつ近づいている。(後藤 亮太)

試合詳細

巨人

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS ショップ報知 マガジン報知 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真販売 法人向け紙面・写真使用申請