【佐々木クリスの目】バスケ日本代表、入り方が受け身 課題払拭できず

第3クオーター、ボールに食らいつく八村
第3クオーター、ボールに食らいつく八村

◆バスケットボール男子 国際強化試合 日本87―104ニュージーランド(14日・カルッツかわさき)

 31日開幕のW杯(中国)に挑む世界ランク48位の日本は、同38位のニュージーランド(NZ)に87―104で敗れた。2日に右足首を負傷した渡辺雄太(24)=グリズリーズ=が復帰。NBAドラフトで1巡目指名を受けた八村塁(21)=ウィザーズ=、ファジーカス・ニック(34)=川崎=の“ビッグ3”が初めてそろい踏みしたが、昨年6月のW杯アジア1次予選オーストラリア戦から続いた連勝は9で止まった。

 NZは八村選手に対するディフェンスの対応、強度が上がっていたのに対し、日本は入り方が受け身になってしまった。3点シュートを前回は35本、今回も37本打たれており、課題を払拭できなかった。NZは入る入らないにかかわらず、自分たちがこうやって戦うんだということを明確に色濃く打ち出せていた。どんなに日本が得点を決めても意に介さず攻撃に転じる。日本も見習うべきところかと思う。

 ただ第3クオーターでは八村選手がシュートを2本しか打っていない中で、28得点と追い上げた。八村選手を生かすのはパスすることだけじゃない。彼にマークが集中するので、使うぞと見せておいて他の選手がいく。頼りすぎない戦いができたことは収穫だ。

 渡辺選手はけがの不安は感じなかったが、彼自身がこのチームの中でどういう役割を果たしていくのか。NBA1年目の昨季は非常に献身的にディフェンスで頑張り、走ることをシンプルにやっていた。基本に立ち戻って世界レベルで献身的なプレーをしてくれるようになれば、底上げにつながるはずだ。(元プロバスケットボール選手、アナリスト)

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