【巨人】菅野で広島に勝ち越し!最短20日にM点灯…ユニ軽量化でチーム加速

8回1失点で9勝目を挙げた菅野(カメラ・堺 恒志)
8回1失点で9勝目を挙げた菅野(カメラ・堺 恒志)

◆広島1―7巨人(14日・マツダスタジアム)

 巨人が3月の開幕カード以来となる広島戦カード勝ち越しを決めた。先発の菅野が8回5安打1失点と力投。7月2日の中日戦(東京D)以来の9勝目を挙げた。打っては同点の7回に坂本勇が決勝の左中間二塁打。岡本も左前適時打で続きエースを援護した。2位・DeNAとのゲーム差を4に広げ、最短で20日にマジック「25」か「26」が点灯する。

 エースの気迫を見せた。菅野は3点リードの8回1死、代打・メヒアの三塁側へ転がった打球を捕球し送球した際、左足をひねり転倒。緊張が走った。ベンチへ下がったが、再びマウンドへ戻ってきた。後続の西川、菊池涼を打ち取り3アウト。真っ赤なスタンドから、ため息が漏れた。

 台風の影響により天候が荒れ、1回終了後に23分の中断も挟んだ試合。「低めに丁寧に、を意識した。粘り強く投げることができた」。小林とスコアラーと共に打者をとにかく研究した。1番の西川を完璧に抑え、4番・鈴木の前に走者を出さずテンポ良く投げ込んだ。特に今カードはリリーフ陣の連投が重なった。「中継ぎの方が頑張ってくれていたので、長い回投げられてよかった」と何とかチームの負担を減らしたかった。

 結果、8回113球、5安打1失点6奪三振の快投。7月2日の中日戦(東京D)以来、約1か月半ぶりの白星を飾り今季9勝目だ。これには原監督も「このところだいぶ良くなっている。久しぶりに勝ち星がついたところは彼にも、チームにとっても追い風が吹くと思う」と目を細めた。

 マウンド以外でもチームのために常に動いた。今季、巨人ナインの“戦闘服”に改革を起こした。今夏からアンダーアーマー製の試合用ユニホームを改良。約50グラム軽量化された。素材は変えず、編み込みの密度を変えることで軽量化を実現。体感温度の低下、汗を吸って乾きやすい効果もあるという。本拠地の東京Dは屋内だが、ビジターでは横浜、神宮、マツダ、甲子園と屋外球場で戦う。真夏は大量の汗をかくだけに、選手たちからは「感覚が全然違う」と大好評だ。

 移動時もこれまではワイシャツ着用だったが、今夏からポロシャツもOKに。ユニホームも移動の服装も主将の坂本勇、選手会長の菅野を中心に選手で意見を集めて要望。球団も「選手ファースト」ですぐに動いて許可した。菅野の働きでチームが動いた。

 チームは開幕カード以来の広島戦勝ち越し。真夏の9連戦も6勝2敗1分けとし、2位のDeNAとは4ゲーム差、3位の広島とは4・5ゲーム差。5年連続で負け越している鬼門・マツダでの今季最終戦を勝利で飾った。

 16日から巨人が4連勝、DeNAが4連敗すれば20日にマジックが点灯する。「できることしかできない。とにかく自分の仕事を全うして、最後に笑って終えられるように、最後まで頑張ります」。5年ぶりの優勝に向け、エースはチームを引っ張り続ける。(玉寄 穂波)

試合詳細

巨人

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS ショップ報知 マガジン報知 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真販売 法人向け紙面・写真使用申請