坂田正彰氏、W杯へ最終合宿の重要課題は「防御」

米国戦でタックルするリーチ(左はツイ=共同)
米国戦でタックルするリーチ(左はツイ=共同)
坂田正彰氏
坂田正彰氏

 日本ラグビー協会は14日、今月末選出のW杯最終登録メンバー31人を絞り込む北海道・網走市内での最終合宿の参加選手41人を発表した。10日閉幕のパシフィックネーションズ杯(PNC)で全勝優勝したチームは、18日からの網走合宿で初のW杯8強入りに向けた総仕上げ。9月6日の南アフリカ代表戦(熊谷)に向けた最終チェックを行う。スポーツ報知評論家で元日本代表フッカーの坂田正彰氏(46)がPNC3戦を採点し、網走合宿での重要課題に「防御」の徹底を指摘した。

 W杯の予行演習となったPNCで日本はフィジー、トンガ、米国に快勝した。網走合宿ではPNCでの課題を基に最終メンバーの絞り込みを行い、1次リーグ(L)を突破するためのチームビルディング(構築)に取り組むだろう。

 【網走での重点課題】改善点として大きな割合を占めるのは「防御」だ。より組織的に機能するために細部の再整備と精度の向上を図る。3戦で計14トライと攻撃力の高さは示したが、防御面で被6トライは1次L突破には不十分。PNCの対戦チームより強い、世界3位のアイルランド、同7位のスコットランドは、攻守の切り替えがさらに速くてうまく、同じ内容の試合をしていては勝てない。防御力を上げて失点をいかに低く抑えるかが、勝敗の分かれ目になる。

 【優勝候補に腕試し】網走合宿で改善した防御は南アフリカ代表にぶつける。FWの突破力とパワー、爆発力ある当たりはアイルランド、スコットランドより強烈で、連係してプレッシャーをかけ続ける防御が機能すれば8強入りにも現実味が帯びてくるはずだ。大事なのはPNCの反省点、疲れが出た時の反応で、守備に転じた際の反応の遅れは連係にほころびが生まれる。3戦すべてで反則が14と多かったのも課題。反則をすれば即失点につながるので、規律の順守と徹底も合宿で植え付けるだろう。

 【ボール保持率】勝つためには相手を上回るボール保持率が最低条件で、PNC3戦ではすべて上だった。保持率を高めるための土台が防御だ。前線に素早く重圧をかけて防御で崩せば、相手はキックなどでボールを手放し、獲得機会が生まれる。攻撃する時間を与えなければ、南ア、アイルランドが相手でもイーブンに戦える力は十分ある。そのためにも防御は重要課題になる。

米国戦でタックルするリーチ(左はツイ=共同)
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