仙台育英・笹倉、わずか3球準備で救援0封!1年生旋風で準V超え狙う

7回から登板した仙台育英・笹倉世凪(カメラ・義村 治子)
7回から登板した仙台育英・笹倉世凪(カメラ・義村 治子)

◆第101回全国高校野球選手権大会第9日 ▽2回戦 鳴門5─8仙台育英(14日・甲子園)

 1年生らしからぬ投球術で追撃を振り切った。中学時代、軟式で最速147キロを誇った仙台育英の左腕・笹倉世凪(せな)は、3点リードの7回から今夏初救援。「ブルペンでは座らせて3球」とわずかな準備でも、4回途中に入った一塁から鋭い目を光らせていた。「打者の打球方向を観察し、苦手なコースを見極めていた。攻めるときは140キロを超す。カウントを取りにいくときは130キロ台後半」。先頭の3球目に硬式では自己最速タイの144キロをマーク。直球に緩急をつけ、3回2安打1奪三振で無失点に封じた。

 入学直後に怪物を目の当たりにした。4月20日の大船渡との練習試合で、163キロ右腕・佐々木朗希と先発で対決。打者・佐々木に初回にバックスクリーン直撃の先制3ランを浴びた。「同じ岩手出身で刺激を受けた。5つも6つも上のレベルにいる。そこを目指さないといけない」と意識を高めた。

 初戦の飯山戦は先発で先取点を許し、3回1失点。24安打20点の大量援護に守られた。背番号11は「得点圏でも粘り強く、失点を防げた。前回よりよかった」と汗を拭った。

 同じ学校法人が経営する秀光中教校を経て、昨年1月に就任した須江航監督(36)は「笹倉が最後まで心強かった。度胸はしっかりしている」と中学時代も知る教え子を称賛。笹倉は「自分のベスト(最速タイ)を出せたのはうれしい。次に投げるときがあれば超したい」。平成最初の89年準V校のルーキー左腕が、令和最初の聖地を席巻する。

 ◆笹倉 世凪(ささくら・せな)2003年5月14日、岩手・花泉町生まれ。16歳。小学2年で花泉スポーツ少年団で野球を始め、6年時に楽天ジュニア選出。秀光中教校3年時に全国準V。仙台育英で1年春からベンチ入り。176センチ、76キロ。左投左打。

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