【ロッテ】ドラ3小島、亡き祖父母に贈ったプロ初勝利「勝つことができてよかった」

プロ初勝利を挙げた小島(左)はウィニングボールを手に井口監督と笑顔を見せた
プロ初勝利を挙げた小島(左)はウィニングボールを手に井口監督と笑顔を見せた

◆日本ハム4―9ロッテ(14日・東京ドーム)

 ロッテのドラフト3位・小島和哉投手(23)が6回1失点の好投でプロ初勝利を挙げた。

 小島が気力を振り絞り左腕を振った。7―0の6回。1点を返されなおも2死二、三塁のピンチ。自己最多114球目はカットボールを選択し谷内を遊ゴロに仕留めた。6回を投げ4安打、4四球を与えたが、粘って1失点にまとめた。ベンチで交代を告げられると井口監督と握手を交わし、ねぎらわれた。

 5戦目でようやく挙げた白星にヒーローインタビューでは「結構、長い時間がかかったけど、勝つことができてよかったです」と、はにかんだ。ウィニングボールの行き先を問われると「ここまで全試合見に来てくれた両親に渡したい。勝ったよー!」とスタンドに向かって手を振った。

 ネット裏で息子の投球を見守った父・浩行さんは「5度目の正直ですね。点を取ってくれた野手の皆さんに感謝です。昨年、和哉の大ファンだった母方の祖父母(加藤清義さん、初恵さん)が亡くなっていた。ちょうど今はお盆の時期だったので和哉を良い方向に導いてくれたのかな」と感慨深そうに語った。

 母・美和子さんからのアドバイスも奏功した。3日の楽天戦(楽天生命)では勝ち星こそつかなかったが6回無失点。好投の秘密は「キウイ」だった。試合の数日前に疲労回復に効果のあるビタミンCと長時間の運動による筋肉の痙攣(けいれん)などを防ぐカリウムが豊富で毎日食べるように勧められた。浦和の選手寮では毎日、朝と晩に1個ずつ頬張り、登板前は白米などの炭水化物を多めに食べてエネルギーを蓄えてきた。5度目の登板となったこの日の5回まで11イニング連続0封。キウイのおかげで球威(キュウイ)が保たれた。

 井口監督は「ようやく初白星がついた。また次に向けて頑張って欲しい。残り試合でチームが上に行くために必要な左腕だと思うので」と称賛。逆転CSに向けた今後のキーマンとした。

 小学2年の秋に巨人の「ファンフェスタ」で訪れた時に初めて踏んだマウンドで記念の1勝。今後に向けて「ルーキーらしくチームに勢いをつけられる投球をしたい」と堂々と宣言した。

 ◆小島 和哉(おじま・かずや)1996年7月7日、愛知県生まれ。23歳。浦和学院では1年夏からベンチ入り。2年生エースとして13年センバツで優勝。14年夏は高校日本代表に選ばれ、U18アジア野球選手権準V。早大では4年時に主将。リーグ戦通算22勝12敗。18年ドラフト3位でロッテ入団。177センチ、81キロ。左投左打。年俸1000万円。

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