北照、再始動 悲願聖地1勝へ2大改革「マルチリーダー制」「厳禁3か条」

新チームが始動した北照(カメラ・川上 大志)
新チームが始動した北照(カメラ・川上 大志)
熱心にノートを取りながら、上林監督の言葉に耳を傾けるメンバー
熱心にノートを取りながら、上林監督の言葉に耳を傾けるメンバー

 今夏の甲子園に南北海道代表で出場、中京学院大中京(岐阜)に3―4で初戦敗退した北照の新チームが14日、同校グラウンドで始動した。1、2年生の部員数は33人だった昨年の倍近い61人。2年連続5度目の挑戦で夏の甲子園初勝利をあと一歩で逃した経験から上林弘樹監督(40)は「厳禁3か条」を設定。主体性を促すための「マルチリーダー制」も導入し、悲願の夏1勝を目指す。

 甲子園16強が決まった14日、北照新チームはノートを手にしたミーティングから始動した。「3年生14人が背中を見せてくれた。それをしっかり落とし込んでいこう」。熱く語る上林監督に、61人の真剣なまなざしが注がれた。

 中京学院大中京に3―4で逆転負け。エースで4番の桃枝(もものえ)丈(3年)を中心とした“最弱世代”の健闘は称賛されたが、勝敗を分けた差はわずか。初勝利が見えた矢先の悔しさを糧にするため、「厳禁3か条」を掲げた。

 〈1〉「チャンスでのフライアウトチェンジ」

 1得点し、なおもチャンスだった6回2死満塁、8回2死二塁、9回1死二塁。後続はいずれもフライアウトで倒れた。イレギュラーもあり、「フライではノープレッシャー。低く強いゴロなら何か起こるかもしれない」(上林監督)。

 〈2〉「負けている展開での見逃し三振」

 〈3〉「失点後の攻撃での三者凡退」

 聖地で見た他チームも参考に設定。勝負を分ける「流れ」を確実につかむため意識を高める。

 複数のリーダー出現も望む。昨年は史上最少の1、2年生計33人の始動。今年は2年生19人、1年生42人の61人。前代は伊藤陸主将(3年)の負担が大きすぎた反省もある。「一体感を増すためにも個々の主体性が大事。リーダーは何人いてもいい」(上林監督)。選手間で話し合い、ゲーム主将、守備位置、生活面などのリーダーが検討される。

 17年1月に就任した上林監督が率いる3度目の新チーム。合言葉は「飛躍」に決定した。3番・斎藤優斗左翼手、8番・山崎昂大中堅手(ともに2年)ら甲子園経験者も5人残り、意識改革が進めば、より強い集団となれる。斎藤、山崎は「経験を共有し中心となってやっていく」と口をそろえた。新生・北照が、来夏の歓喜を目指し、まずは秋季小樽地区大会(9月14日開幕)に向かっていく。(川上 大志)

新チームが始動した北照(カメラ・川上 大志)
熱心にノートを取りながら、上林監督の言葉に耳を傾けるメンバー
すべての写真を見る 2枚

野球

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS ショップ報知 マガジン報知 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真販売 法人向け紙面・写真使用申請