仙台育英、16強!「4番・右翼」の小濃が右中間へ弾丸ライナー

初回2死、右中間へ本塁打を放った仙台育英の4番・小濃(カメラ・義村 治子)
初回2死、右中間へ本塁打を放った仙台育英の4番・小濃(カメラ・義村 治子)

◆第101回全国高校野球選手権大会第9日 ▽2回戦 鳴門5─8仙台育英(14日・甲子園)

 2回戦で仙台育英(宮城)が鳴門(徳島)に8―5で快勝。「4番・右翼」の小濃塁(3年)が初回に右中間に弾丸ライナーで運ぶソロ本塁打を放つなど、4点を奪って主導権を握り、16強入り。台風10号接近のため、15日の海星(長崎)―八戸学院光星(青森)は16日に順延された。

 チーム待望の一発が、いきなり飛び出した。1―0と先制して迎えた初回2死。仙台育英の主砲・小濃は、真ん中に入ってきた直球を迷わず振りぬいた。弾丸ライナーは右中間に飛び込むソロ本塁打。昨年も含めて甲子園3試合目の一発に「小さい頃からずっと甲子園でホームランを打ちたいと思っていた。今までで一番感触がいい当たりで夢がかなった」。豪快なガッツポーズと雄たけびを上げて本塁に帰ってきた。

 期待に応えたかった。昨年大会から主砲を担ってきたが、初戦の浦和学院(南埼玉)戦(0●9)は4打数無安打3三振。「あの悔しさは忘れられない」とリベンジを期し、ウェートトレなどで肉体改造に着手した。170センチ、75キロと決して恵まれた体格ではないがデッドリフトは210キロを上げるなどチーム一のパワーを誇るまでになった。

 「体のブレがなくなった」と手ごたえをつかんで臨んだ夏の県大会だったが、本塁打は1本で21打数5安打と力を発揮できず。今大会初戦の飯山(長野)戦(20○1)でも6打数2安打も3三振と納得はいっていなかった。「とにかく強い当たり」。勝負と考えた打席で結果を残した。

 足でも見せた。相手の反撃に遭い、7―5となった7回無死。四球で出塁し、続く千葉蓮(3年)の右翼への浅いフライが上がると、迷わず二塁を蹴って三塁へ。「守備で風が強く、あの当たりは落ちると自信があった」と目論見通りの安打。8点目につなげた。

 初戦の24安打には届かなかったが、チームは13安打と2試合連続の2ケタ安打で鳴門との打ち合いを制した。次戦は2回戦で22安打19得点と打撃好調な敦賀気比(福井)が相手だが「最後は優勝で、すがすがしく終わりたい。次も一戦必勝の気持ちでいきたい」と小濃。自信を取り戻した主砲が、次も仙台育英を勢い付かせる。(遠藤 洋之)

 ◆小濃 塁(おのう・るい)2001年8月11日、福島・浅川町生まれ。18歳。浅川小3年時に浅川ファイヤーズで野球を始める。小学6年時は楽天ジュニアでもプレー。浅川中では軟式野球部に所属。仙台育英で2年夏からベンチ入り。高校通算16本塁打。170センチ、75キロ。右投左打。家族は両親と姉。

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