「鳥人間」新MC矢部浩之 来年30周年ナイナイは「めっちゃ順調飛行」

令和初の「鳥人間コンテスト」で新司会を担当するナインティナイン・矢部浩之
令和初の「鳥人間コンテスト」で新司会を担当するナインティナイン・矢部浩之

 お笑いコンビ・ナインティナインの矢部浩之(47)が、28日に日本テレビ系で全国ネット放送される読売テレビ制作特番「Iwataniスペシャル 鳥人間コンテスト2019」(後7時)に新司会者として登場する。このほど、滋賀・びわ湖の空に挑むバードマンの奮闘をライブで見守り、「熱い。気持ちが伝わりますね」と感動。来年に結成30周年を控えるナイナイの順調なフライトぶりや、“不安定飛行”が続いた吉本興業についても語った。(筒井 政也)

 2008年から10大会連続(未開催の09年除く)で司会を務めた東野幸治(51)に代わる新MC。「まさかオファーがあるとは。桂文枝師匠(三枝時代)や今田耕司さん(02~07年)もされていて司会者の歴史もすごい。ありがたい、乗っかれ!と(笑い)」。情熱飛行を初めて生で見て、心を揺さぶられた。

 同番組は小学生時代から親しんでいた。「当時は失敗するのを面白がっていたけど、もう軽くはイジれない。本業はお笑いですが、僕の仕事は参加者のフォロー。マジな顔を見ていると茶化すことはできない。アルバイトでお金をためて飛んだりとか…。年を取ったのもあって感情移入してしまう。ドキュメントには(心を)持っていかれますね」

 参加チームは若い学生が多いが、実生活では5歳と3歳の男児のパパ。「若いうちに夢中になれることがあるって、幸せなこと。あいつら(息子)が大きくなって『飛びたい』って言うたら応援しますよ。独身でフラフラしていたら絶対思わない感覚」と、テレビとは違う表情ものぞかせた。

 自身の青春はサッカーにささげ、高校の部活で岡村隆史(49)に出会った。1990年、NSC9期生として入学してコンビ結成。芸人としてのフライトぶりを「めっちゃ順調。ずっと同じ速度で、いい景色を見ながら。だから、墜落が怖い」。

 最大の危機は“助走”の時代だった。同年7月、NSCの教室に『矢部・岡村 出入り禁止』の張り紙が。「なんでですか? と聞くと『月謝も払わんし、授業にも出えへん』と。『僕らは漫才だけやりたいんです』『いや、来んでいい、クビや』」。結局NSCは中退となったが、当時の若手専門劇場「心斎橋二丁目劇場」の支配人が2人の面白さを見いだし、出番が増えた。

 だが岡村が、先輩のFUJIWARA・原西孝幸(48)と雨上がり決死隊・宮迫博之(49)の芸風を「パクっている」と非難され、精神的に参ったことも。岡村は「こんなに嫌われてるんやったら辞めよ」と解散話を持ち掛けたが、矢部は「クビになって劇場出てるのって、すごくないですか? とりあえず嫌われ者でいきましょうよ!」と押し切った。覚悟の踏み切りがあって、今がある。

 「強運やなあ。当時、なんの力もなかったけど、気持ちだけは『いてまえ精神』で。何とかうまいこと飛んでいますね」。軽やかなひょうひょうさが矢部の魅力。吉本のお家騒動も「当事者が熱くなるほど、僕は俯瞰になる。楽観的。なんとかなるやろ、という根拠のない自信。若い頃のように無茶はできないので、冷静に周りと天候を見ながら飛び続けたい」と軽く受け流した。

 そんな“チーム・ナイナイ”は「操縦席に乗るのは、やっぱり小っさいオッサン(岡村)。僕はパイロットのメンタルを見る役」という絶妙のバランスで保たれ、2020年で結成30周年。矢部が来年10月に誕生日を迎えると「僕が49歳で、岡村さんが50歳。足したら『99(ナインティナイン)』。ゾッとした。なんかやれ、ということかな」と苦笑いしながら「2人そろう番組はなかなか見られないので、それも込みで、楽しいことをやれればいいかな。来年は岡村さんがパイロットに? …ありかな(笑い)」。記念イヤーも新しい風景が眺められそうだ。

 ◆矢部 浩之(やべ・ひろゆき)1971年10月23日生まれ。47歳。大阪府吹田市出身。1990年、高校のサッカー部の先輩だった岡村隆史(49)と一緒にNSC大阪校(第9期生)に入学し「ナインティナイン」を結成。91年に若手ユニット「吉本印天然素材」に参加。92年にABCお笑い新人グランプリ最優秀新人賞、93年に上方お笑い大賞・銀賞を受賞。13年、元TBSアナウンサーで現在はフリーの青木裕子(36)と結婚。2児の父。身長172センチ。愛称「やべっち」。

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