馬術開始時間の前倒し望む声相次ぐ「馬がアスリート。馬ありきのスポーツ」 五輪テスト大会

テスト大会で、(左から)2位の北島隆三、優勝のミヒャエル・ ユング、3位の大岩義明
テスト大会で、(左から)2位の北島隆三、優勝のミヒャエル・ ユング、3位の大岩義明

 総合馬術の東京五輪のテスト大会最終日の障害馬術の部が14日、都内の馬事公苑で行われた。13日に江東区で開催されたクロスカントリーについて、選手から馬のために開始時間を早めて欲しいと言う声がこの日も相次いだ。

 午前10時の競技開始だった13日は、朝に降った雨の影響もあり、気温30・5度、湿度81%という蒸し風呂状態だった。五輪本番の競技時間は午前8時半~同11時55分に設定され、65組もの参加となる。

 4大会連続出場を目指す日本の第一人者の大岩義明(43)=nittoh=は「東京五輪が決まった瞬間、クロスカントリーをこの時期にやるなら早朝じゃないと厳しいと思っていた。少し早めることを考えた方がいい。やはり馬の体調が気になる。少しでも多くの馬が涼しい時に走れた方がい」と指摘した。

 18年世界選手権の総合馬術団体4位メンバーの戸本一真(36)=JRA=も「馬がアスリート。馬ありきのスポーツだと考えれば、もう少しスタート時間を馬のために早くする必要があるかなと思う」と、アスリートファーストを訴えた。

 組織委の森泰夫運営局次長は「いろんな要因をふまえて、検討していきたい」とした。レース後のクールダウンに関しては、クーリングテントにミストファンが回っており、氷水で馬体を冷やすなどした。この日の最終種目の障害馬術を迎えるにあたってのリカバリーは順調だったという。

 順番が後になる馬は、暑さがピークとなる時間帯の出走を強いられるため「最初と最後であまりにコンディションに差が出る」との意見もあったが、国際馬術連盟獣医師のヨーラン・アケストロム氏は「逆に早めることで公平性がなくなるのでは。あまり早くに始めると日差しの角度と日陰の位置が変わり、最初と最後で条件が変わる。今設定されている8時半が最善の時間だと私は思っている」と話した。

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