白鵬が「土俵の鬼」になった 琴恵光と夏巡業初の三番稽古で全勝

白鵬(右)は琴恵光を指名して秋場所に向けて相撲を取る稽古を再開
白鵬(右)は琴恵光を指名して秋場所に向けて相撲を取る稽古を再開

 大相撲の夏巡業が14日、青森・板柳町で行われ、横綱・白鵬(34)=宮城野=が秋場所(9月8日初日・両国国技館)に向けて相撲を取る稽古を再開した。

 先月28日から始まった今巡業ではこれまで、ぶつかり稽古にとどめていたが一気に調整ペースを上げた。

 土俵上で幕内・琴恵光(佐渡ケ嶽)を指名。投げ技の連発で6戦全勝し、約2000人のファンを沸かせた。

 特に歓声が上がったのが3番目の相撲。右四つから土俵際まで押し込むと、相手の反動を利用して豪快に138キロを投げ飛ばした。この日の会場は「土俵の鬼」と呼ばれた初代・若乃花の故郷・弘前市にほど近かった。その元横綱が得意としていた大技「呼び戻し」を披露した。「そういう縁があるよね。いい汗かいた。番数は少なかったが一番一番の内容が違っていて良かった」と納得顔だった。

 初めて指名された琴恵光も「(白鵬は)重くて、自分の力が吸収される感じだった。ありがたかった」と感謝した。

 前日13日には横綱・鶴竜が実戦稽古をスタートさせた。白鵬も史上最多43度目の優勝へ、順調な調整ぶりを強烈にアピールした。

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