祖父は池田高でセンバツ出場、大叔父は「さわやかイレブン」の鳴門・藤中、敗戦も「孫としてしっかりプレーできた」

2回1死一塁、送りバントを決める鳴門・藤中壮太(カメラ・石田 順平)
2回1死一塁、送りバントを決める鳴門・藤中壮太(カメラ・石田 順平)
仙台育英に敗れた鳴門ナインは、グラウンドへ向かって一礼をする(カメラ・義村 治子)
仙台育英に敗れた鳴門ナインは、グラウンドへ向かって一礼をする(カメラ・義村 治子)

◆第101回全国高校野球選手権大会第9日▽2回戦 仙台育英8―5鳴門(14日・甲子園)

 鳴門(徳島)の藤中壮太三塁手(2年)が、祖父と大叔父もプレーした甲子園ではつらつとした姿を見せた。2打数で安打はなかったが、2本の犠打を決めてチャンスメーク。特に4回無死一、二塁では確実に送り、後の得点につなげた。反撃届かず2回戦敗退となり「3年生との夏が終わってしまって悔しい」と唇をかんだが、聖地にしっかりとした爪痕を残したことは確かだ。

 1971年に池田高(徳島)の4番として甲子園に出場した祖父・久保士(ひろし)さん(66)を母方の祖父に持つ。さらに士さんの弟には74年のセンバツで部員11人で準優勝した「さわやかイレブン」の一員でもある富重さんもいる。花巻東(岩手)との初戦では憧れと話す祖父がアルプスから大きな声を送る中で、初回に先制の3点二塁打を放った。試合後、祖父からはLINEで「ナイスバッティング。1回戦突破おめでとう。次も平常心でいけよ」とメッセージをもらった。

 祖父が甲子園で刻んだ打点2を早くも抜き、次は「今度は3回戦に進出したい」と、祖父が果たせなかった甲子園2勝をかなえようとしていた。残念ながらその夢は来年の春以降に持ち越しとなってしまったが「じーちゃんは甲子園でプレーしている先輩。孫としてしっかりプレーできました。また絶対に帰ってきます」と胸を張った。初めて立った甲子園は「観客が多くてワーッとなるのが好き」と感動の連続だった。祖父や大叔父も戦った舞台にまた必ず戻ってくる。

試合詳細
2回1死一塁、送りバントを決める鳴門・藤中壮太(カメラ・石田 順平)
仙台育英に敗れた鳴門ナインは、グラウンドへ向かって一礼をする(カメラ・義村 治子)
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