【オリックス】“因縁カード”西武戦で大乱闘、警告試合宣告後も大荒れ 1試合で3人退場は12年ぶり

4回2死満塁、若月が押し出し死球を受け、両軍がマウンドに集まり乱闘となる(カメラ・池内 雅彦)
4回2死満塁、若月が押し出し死球を受け、両軍がマウンドに集まり乱闘となる(カメラ・池内 雅彦)

◆西武11―4オリックス(13日・メットライフドームドーム)

 因縁カードが荒れた。4回2死満塁、オリックス・若月が西武2番手・森脇から、この日チーム3つ目の死球を受けて押し出しとなった途端、両軍ベンチが一斉に飛び出した。一塁コーチの佐竹外野守走塁コーチがマウンドに向かい、森脇を両手で突き押して、球場内がヒートアップ。西村、辻両監督が何とかいさめたが、佐竹コーチが退場処分となり、警告試合が宣告された。西村監督は「当てられすぎというところ。ずっとそう」と後味の悪い敗戦に下を向いた。

 確かにオリックスにとって西武戦は今季19試合で18死球を受けており、カード別で断トツ最多。4日の対戦(京セラD)では先発・竹安が岡田に死球を与え、乱闘寸前まで発展するなど“伏線”があった。この日は初回、プレーボール後の初球で福田が死球。3回2死でも後藤が死球を食らった。怒りが頂点に達した佐竹コーチは「ど突いたことは申し訳ないが、あれだけ当てられているので、選手を守っていかないと」と険しい表情を浮かべた。

 警告試合の宣告後も荒れ模様が続いた。4回2死一、二塁では田嶋が森に死球を与え、即退場。「報復ではありません。申し訳ない」。自己ワーストタイの8失点を喫した2年目左腕は肩を落とした。また、3―11と大差がついた9回1死満塁では福田が2つ目の死球を受け、再び両軍がグラウンドに集結。西武5番手・平良が退場になり、本田責任審判は「あの投球はそういうもの(故意性)を感じたので」と2投手の退場を説明した。

 西村監督は「田嶋はかわいそうだった」とかばい、敵将の辻監督も「制球がない投手ではすまない。こっちが悪いよ」と大勝にも表情が曇ったまま。両軍合わせて15得点24安打というスコア以上に大荒れの試合だった。(牟禮 聡志)

 ▽B退場 オリックスの佐竹学外野守備走塁コーチ(44)が13日、西武戦(メットライフ)の4回に森脇への暴力行為で退場処分となった。警告試合となりその裏、田嶋大樹投手(23)も森への死球で退場となった。9回には西武・平良海馬投手(19)が福田への死球で退場。1試合3人退場により、今季パ・リーグ11人目で両リーグでは17人目。

 ◆パシフィック・リーグアグリーメント抜粋別紙10 危険球について【注】(中略)警告試合が宣告された場合、その後の全ての死球を退場とするものではなく、故意性や悪質性が無いと審判員が判断すれば退場処分にはならない。(後略)

試合詳細

野球

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS ショップ報知 マガジン報知 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真販売 法人向け紙面・写真使用申請