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【クラスターC】菜七子騎手、重賞初勝利またもお預け…コパノキッキングで参戦も3着 米国遠征プランも微妙に

外から差し切ったヤマニンアンプリメ(左から2頭目)。1番人気のコパノキッキング(左)は3着に沈んだ
外から差し切ったヤマニンアンプリメ(左から2頭目)。1番人気のコパノキッキング(左)は3着に沈んだ

◆第24回クラスターC・交流G3(8月12日・ダート1200メートル・盛岡競馬場、良)

 菜七子の重賞初制覇はまたもお預け―。第24回クラスターC・交流G3(12日、盛岡・ダート1200メートル)で重賞初Vを狙った藤田菜七子騎手(22)=美浦・根本厩舎=は、1番人気のコパノキッキングで3着に敗れた。同馬の米国遠征は微妙になったが、10日の英国・シャーガーC出場から強行日程で臨んだ菜七子が盛岡でのフィーバーを演出。同競馬場は売り上げ、入場人員とも前年を大幅に上回る盛況ぶりを見せた。

 重賞制覇の夢は、またもかなわなかった。菜七子は単勝1・8倍の1番人気に支持されたコパノキッキングと3戦目のコンビ。スタートを決めて好位2番手をキープしたが、直線で伸びきれず3着に沈んだ。「道中の手応えは良かったのですが、伸びてこられませんでした。理由はわからない」と菜七子は唇をかみしめた。

 22歳初めての重賞は初めての1番人気で挑戦。4コーナーで手応えが怪しくなったが、前走の東京スプリント後にフレグモーネを発症するなど、中間は決して順調ではなかったことも確か。「どうしちゃったのかな。キッキングらしくない競馬だったね。彼女は責められる競馬をしていないし、馬の体調もいまいちだったのかな」と、Dr.コパこと小林祥晃オーナーは首をかしげた。

 秋には菜七子とのコンビで米G1・ブリーダーズCスプリント参戦を視野に入れていたが、この敗戦でトーンダウン。同オーナーは「ちょっと胸を張ってアメリカには行けないよね。次は東京盃(10月2日、大井)になるのかもしれない。次は勝ちますよ」と気持ちを切り替えていた。

 世界の名手が集まる10日の英国・シャーガーC出場から強行日程で挑むなど、貴重な経験を積んでいる22歳はまだまだ伸び盛り。「特に体調とかは問題ありません。むしろこうやって色々な所で乗せていただけることはありがたいことです」と言い切った。24日からは、札幌で開催されるワールドオールスタージョッキーズ参戦も決まった。重賞初Vはお預けとなったが、着実にステップアップする菜七子からますます目が離せなくなった。(松浦 拓馬)

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