KENTA、「魂の友」柴田勝頼を裏切りバレットクラブ入り「俺から目を離すなって言ったろ!」

第6試合終了後、KENTA(左)にパンチを見舞う柴田勝頼(カメラ・橘田 あかり)
第6試合終了後、KENTA(左)にパンチを見舞う柴田勝頼(カメラ・橘田 あかり)

 ◆新日本プロレス「G1クライマックス29」大会 ▽6人タッグマッチ30分1本勝負 〇タマ・トンガ、バッドラック・ファレ、タンガ・ロア(8分35秒 →体固め)KENTA、YOSHI―HASHI、石井智宏●(12日、東京・日本武道館、観衆1万2014人札止め)

 米WWEを退団してG1クライマックスに初参戦。前夜に4勝5敗でブロック戦敗退が決まったばかりのKENTA(38)が衝撃のヒール転向、悪のユニット・BULLET CLUB(バレットクラブ)入りを宣言した。

 この日の第6試合、石井智宏(43)らと組んだ6人タッグで、いきなり石井のタッチを拒否したKENTA。ついには石井の顔面を蹴り上げ、必殺のgo2sleepでKOしてしまった。

 味方を失神させる暴挙に騒然となる場内。得意げにマイクを握ろうとしたKENTAに向かって、リングに駆け込んできた柴田勝頼(39)がTシャツを脱ぎ捨て、その顔面にハイキック。スリーパーで締め上げた。2017年のオカダ・カズチカ(31)戦で急性硬膜下血腫の重傷を負い、長期欠場中を続けてきた柴田だが、自らが「ソウルメイト」と呼び、新日リングにも招いた形のKENTAの裏切りだけは許せなかった。

 しかし、KENTAはブランクの隠せない柴田をPKでKOすると、倒れ伏した柴田の胸の上であぐらかく暴挙。これには場内から一斉にブーイングの声が上がった。

 大ブーイングの中、バックステージに引き上げてきたKENTAはタマ・トンガ、バッドラック・ファレらバレットクラブの面々に囲まれ、「いやあ、G1を締めたねえ。むちゃくちゃ気持ち良かった」とニヤリ。「ブーブー言っていたけど、柴田もうれしかったろ。久しぶりに声援浴びて。俺から目を離すなって言ったろ。まだまだ終わらねえよ」と不敵な笑みを浮かべた。

 バレットクラブが新メンバー・KENTAを中心に引き上げた後、フラフラの状態で床に座り込んだ柴田は「俺があいつのためにどれだけ苦労したのか、どれだけ苦労して、このリングに上げたのか、あいつ、これっぽっちも分かってねえ!」と怒りの表情を浮かべた。

 あぐらをかいて汗をぬぐった柴田は、それでも「いいんじゃねえか。自分で道を見つけて。でも、これだけは言っておく。どこのリングに行っても、ちゃんとKENTAでいろよ。迷子が道を見つけられて良かったんじぇねえか」と元親友に辛口のエール。最後は「あと一つ、人の顔を蹴ろうとした時に転ぶな! 以上!」と叫んで去って行った。(中村 健吾)

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