星稜・荻原「奥川さんを休ませる」甲子園初マウンドへ準備OK

甲子園初マウンドに向け準備万端の荻原
甲子園初マウンドに向け準備万端の荻原

 13日に立命館宇治(京都)と戦う星稜(石川)は、「針の穴を通す」制球力が武器の次期エース候補右腕・荻原吟哉(2年)は、初の甲子園マウンドへ準備を整えた。

 待望の甲子園のマウンドへ、荻原が胸を躍らせた。「1回でも早く、甲子園で投げたいです。奥川さんを休ませるという意味でも長いイニングを投げたいし、自分としては1試合投げきりたい」。この日は実戦形式の打撃練習にも登板。「だんだんいい感じになっている。まだ調子は上がる」と好調をアピールした。

 あと一歩で逃してきたマウンドだ。昨夏は石川大会に背番号18で登板も、甲子園メンバー18人から外れた。「あの悔しさが原動力になって、自分は変われた」。エースの奥川恭伸(3年)からスプリットなど変化球の握りや精神面も貪欲に学び成長。昨秋の明治神宮大会決勝では先発も任された。センバツではメンバー入りしたが、登板機会はなかった。「甲子園で躍動したい思いは人一倍強いです」

 荻原の真骨頂は、抜群の制球力にある。新チームになって公式戦11試合46回を投げ、与四死球は9。今春以降は5試合に登板し、すべて1四死球以下に抑えている。「甲子園では針の穴を通すコントロールを見て欲しい」と語り、奥川に対しても「何か勝ちたいので、コントロールは負けたくないです」と目を輝かせた。

 同期の右腕・寺西成騎(2年)と「ポスト奥川」の座を争う。ともにU―15日本代表でも活躍した2人は「次のエースは自分です!」と声をそろえる。寺西は昨夏の甲子園で自己最速の143キロをマーク。最速141キロの荻原は「抜きたいです」と対抗心をのぞかせた。「奥川さんの次は、自分がやらなきゃいけない」。絶対エース・奥川だけでなく3年生左腕の寺沢孝多もおり、チーム内でも激しい競争がある。2年生コンビが聖地のマウンドで躍動し、奥川の後継者に名乗りを上げる。(勝田 成紀)

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