ツイッター開設で知ったアンチ巨人の考え…「報知」という人格はありません

甲子園で応援する巨人ファン
甲子園で応援する巨人ファン

 記者は兵庫・西宮市出身だ。地の利を生かして、子供の頃から阪神の本拠地かつ高校野球の聖地・甲子園球場と、阪急の本拠地・西宮球場でまんべんなく野球を見て育った。高いレベルで野球をやっている人を全員リスペクトしている。そんな記者かららすれば「アンチ○○」(多くは「アンチ巨人」)という考え方は理解の範ちゅうを超える。

 さて、6月下旬から「スポーツ報知の記者」としてツイッターのアカウントを開設した。最近は紙面での「短文投稿サイトの」という説明も不要なほど、誰もが知ることになった超メジャーSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)。同時期に米国のトランプ大統領がツイッターで米朝首脳会談を呼びかけて、実現しちゃったことでも話題を呼んだ。

 ざっくり言うと、会社から「可能な人はツイッターをやってみなさい」というお達しがあったので、それに乗っかったという話。ライバル紙・スポニチの「チャリコ遠藤記者」のような高い志があるわけではない(詳しくは検索してください)。それまでも個人アカウントを持っていたが「某放送局のブログが僕の過去記事に酷似してるんだけど…」などと、やや過激なつぶやきが多く、コンプライアンス的にちょっと“アレ”だった点もあるので、思い切って新アカウントに移行したという訳だ。

 そんなことで会社の“方針通り”、炎上しないことを第一に、割と慎重に「ですます調」主体で、こまめに書き込んでいる。双方向性メディアの特性を生かして、もらったコメントには積極的にコメントで返すようにもしている。可能な範囲で(いかんせん炎上が怖いから…)。

 フォロワーから「○○選手の面白エピソードを教えてください」などとリクエストされれば、その選手を取り上げたりしている。ツイッター上で急にクイズ(というか大喜利)大会を開催して、いい回答を寄せたフォロワーにプレゼントを贈呈したりもした。おおむね好評で、感謝のリプ(リプライ=返信)を頂戴することが多い。「さらに面白いつぶやきを増やしていこう」というモチベーションになっている。

 8月中旬の現時点で炎上したことは一度もない。それでも批判が皆無ということはない。「報知は巨人だけ取り上げればいい。カープに首を突っ込むな」という趣旨の返信を賜ることもなくはない。ただし、その手のツイッターユーザーに「なぜですか?」と打ち返しても、具体的な意見は返ってこない。

 これこそ「アンチ巨人」の感情の発露だろうとは思う。ただ「アンチ巨人」であろうと、僕の発信するカープの面白ネタを楽しんでくれるフォロワーが大多数だ。ごく少数の「報知は巨人だけ取り上げればいい」とつぶやくタイプの人は、ただの「アンチ巨人」ではなさそうだ。

 炎上を怖がりながらも私見を述べるが、彼らは、こう信じているのかも知れない。「スポーツ報知」という1つの人格があり、常に巨人を礼賛し、他の11球団を排撃している。巨人は悪。巨人に多くの紙面を割く報知も悪。そして自身と自身が応援するチームこそが善、と。

 だがスポーツ報知の内情は、そんなに単純ではないし、各社員はそんなに従順でもない。2代前の大阪本社代表はコテコテの阪神ファン(前代表は広島ファンかな?)だったし、元巨人担当にもアンチ巨人がいた。「仙ペン」なんて巨人を愛しているというよりも、イジり倒してないか。スポーツ報知には全12球団に担当記者がいるし、阪神担当は阪神で、オリックス担当はオリックスで、より良い人脈をつくり、より良い原稿を書こうと日々努力をしている。

 ゴリッゴリの「アンチ巨人」の皆さん。一度、だまされたと思って(紙面でもネットでも)スポーツ報知の記事をご覧いただき、機会があれば各記者のツイッターをチェックしてみてください。僕にリプを飛ばしてくれれば、何かしらリアクションしますよ。可能な範囲で(いかんせん炎上が怖いから…)。

(プロ野球担当・田中 昌宏)

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 スポーツ報知のwebサイト限定コラムです。最前線で取材する記者が、紙面では書き切れなかった裏話や、今話題となっている旬な出来事を深く掘り下げてお届けします。皆さんを「ほーっ!」とうならせるようなコラムを目指して日々配信しますので、どうぞお楽しみください。

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