リーチ主将にフィジー応援団50人「ベストパフォーマンスを」母イヴァさん母国で観戦予定

11年、報知新聞北海道総局を訪れたリーチ(左)と母・イヴァさん
11年、報知新聞北海道総局を訪れたリーチ(左)と母・イヴァさん

 【スバ(フィジー)8日=大和田佳世】ラグビー日本代表はナンディから、試合会場のあるスバまで陸路で約4時間半かけて移動した。8日は米国戦のメンバーが発表され、母がフィジー出身のリーチ・マイケル主将(30)=東芝=が2戦連続先発。親戚ら約50人がバスで応援に駆けつける試合で、今大会のベストパフォーマンスを見せることを約束した。

 リーチは移動するバスの窓から見える大自然、竹やパイプの手作りポールが立つ学校の庭を眺めながら、フィジーに住む親戚に思いをはせた。米国戦は母・イヴァさんが観戦予定。スバまで約3時間かかるナトアレブ村からは「バスを1台用意して50人くらいが試合を見に来てくれる」と明かした。ナンディからスバまでの道中には、16年リオ五輪7人制男子金メダルのフィジー代表選手の出身地を示す看板があった。誇りに思っていてくれる人の前で試合をする最高の機会がやってくる。

 ニュージーランド生まれのリーチにとって、母の母国フィジーは原点の一つ。昨年末から年始にかけてのオフには父・ジェフリーさんが住むタブア村を訪れ、電気、水道、ガスもない“サバイバル生活”で癒やされた。代表戦で訪れるのは13年6月1日のフィジー戦以来。ラグビーに興味がない父の観戦予定はないが「今回がたぶんフィジーでやるのは最後。年だから、次の代表には選ばれないんじゃないか」という思いもある。

 母・マウデさんが死去したジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(49)はニュージーランドに帰国中のため、米国戦に向けた準備はリーチら選手が中心になって行った。3日のトンガ戦で苦戦したブレイクダウン(密集でのボール争奪戦)の改善は、試合で給水係を務め今回の遠征は外れたフランカー布巻峻介(パナソニック)の意見を採用。「選手から言われるのはすごく感謝」と突破した後のスピード変化を、選手主導の練習で修正してきた。

 8年ぶりの優勝が懸かる一戦にはなるが、あくまで目標はW杯の8強以上。「今大会のベストパフォーマンスをしたい。それが次(9月)の南アフリカ戦、W杯につながる」。親戚の声援を背に、たくましいキャプテンが強い日本代表を見せる。

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