薬物逮捕のトヨタ自動車ラグビー部、11月に活動再開 当初は廃部検討も

ラグビー部の不祥事発覚後、初めて記者会見を行ったトヨタ自動車の河合副社長(左から2人目)らは頭を下げて謝罪した
ラグビー部の不祥事発覚後、初めて記者会見を行ったトヨタ自動車の河合副社長(左から2人目)らは頭を下げて謝罪した

 ラグビー部の所属選手2人が6月に麻薬取締法違反の疑いで逮捕・起訴されたトヨタ自動車は8日、愛知・豊田市のトヨタスポーツセンターで問題発覚後、初めて記者会見を行い、廃部はせずに同社の重点強化部から除外する形で存続させる方針を明らかにした。

 ラグビー部は、硬式野球部、陸上長距離部、女子ソフトボール部、女子バスケットボール部、スケート部、ビーチバレー部と並び同社の重点強化スポーツだったが、今回の不祥事を受けて除外。社内の一般クラブチームへの格下げ処分を下した。活動停止中のチームについては段階的に活動を再開するとし、8月19日から個人練習を始め、来年1月開幕のトップリーグからの復帰を目指す意向。11月2日閉幕のW杯後にチーム練習を再開する方針も明かした。

 冒頭では同社の河合満副社長が「勝つことばかりに気持ちが向いていた。支えていただいている方々の存在に気持ちが向いていなかったことが今回の不祥事につながった最大の原因だった」などと、一連の不祥事を謝罪した。

 同チームでは6月20日に樺島亮太容疑者、27日にイエーツ・スティーブン容疑者が麻薬取締法違反で逮捕され、起訴された。ラグビーのトップリーグ(TL)カップの出場を辞退。同社ではチームの当面の活動停止を発表していた。

 2人の逮捕者を出していることから当初は「廃部」の処分を前提に検討を進めていたが、河合副社長は「最終的には部をなくしても根本的な解決にはならない。この過ちを背負って再建することの方が大切ではないか、という結論に至った」と説明した。

 不祥事発覚後、第三者機関に検査を委ねてラグビー部の全部員、スタッフ72人の毛髪検査を実施。日本代表活動中の姫野和樹、木津悠輔、三浦昌悟らは代表活動の合間に検査を受けたという。また、ラグビー部の2人の逮捕者のうち1人は寮で生活していたため、同じ寮にいる硬式野球部やスケート部(ショートトラック)の部員も毛髪検査を実施した。練習拠点がトヨタスポーツセンターだったため、女子ソフトボール部の部員も検査の対象になった。検査人数は述べ131人になったという。

 再発防止策として外部から生活を指導する監視役の専任スタッフの招聘(しょうへい)などを発表した。

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