津田学園・前佑囲斗、160球完投…Gスカウト「力を入れてもボールが暴れない」と評価

スポーツ報知
1失点完投勝利の津田学園・前

◆第101回全国高校野球選手権大会第2日 ▽1回戦 津田学園3―1静岡(7日・甲子園)

 最速152キロの津田学園・前は「(8回の)失点後の切り替えがうまくできた」と、令和初の2ケタとなる11奪三振で完投。この日の最速は145キロながら、直球に緩急をつけ、160球を投げて1失点に抑えた。

 センバツでは龍谷大平安を10回まで無失点に封じたが、11回に2失点して初戦敗退。「春に悔しい思いをして、借りを返すためにここまできた」。母・千鶴さんは「これまでは自分、自分という感じだったが、皆のために投げるというふうに変わった」と成長を実感。巨人・長谷川スカウト部長は「力を入れてもボールが暴れない」と評価した。

 打っては2回2死一、三塁、左中間へ先制2点二塁打。41歳の誕生日だった佐川竜朗監督に白星を届けた。履正社と対戦する第8日(13日)は自身の18歳の誕生日。「変化球が決まればしっかり抑えられる」と初戦から5本塁打をマークしたV候補に対し、物おじせずに挑むことを誓った。(坂口 愛澄)

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