初代若乃花、隆の里、稀勢の里、横綱の系譜…相撲博物館で企画展

第59代横綱・隆の里俊英
第59代横綱・隆の里俊英

 元横綱・稀勢の里の荒磯親方の断髪式が秋場所後に行われ、あらためて力士生活を終える。東京・両国国技館内にある相撲博物館(東京都墨田区横網1-3-28)では、19日から企画展「横綱の系譜 ―若乃花(初代)、隆の里、そして稀勢の里―」」を開催する。

 第72代横綱・稀勢の里の師匠は59代横綱・隆の里、その師匠が45代横綱・初代若乃花にあたる。2017年初場所で初優勝し、横綱に昇進した稀勢の里。明治神宮で行われた横綱推挙式では、初代若乃花が使用した化粧廻しを締めて横綱土俵入りを奉納した。また、土俵入りの型は初代若乃花と同じ雲龍型で、初代若乃花に対する特別な思いが感じられた。

 今回は稀勢の里につながる横綱の系譜として、若乃花(初代)、隆の里の3横綱に注目。人気を誇ったそれぞれの時代に思いをはせることができる。

 主な展示資料は、若乃花使用の化粧廻し三つ揃い(稀勢の里が奉納土俵入りで使用。金糸で織られた獅子頭と花のデザイン)、若乃花使用の赤綱(1988年4月24日の還暦土俵入りで使用)、隆の里使用の化粧廻し三つ揃い(1986年5月31日の引退相撲で使用。出身地・浪岡の風景が描かれている)、隆の里使用の不知火型横綱、稀勢の里使用の化粧廻し三つ揃い(牛久市の花である菊、市の鳥である鶯、牛久沼や筑波山をデザイン)、若乃花、隆の里の手形、稀勢の里使用の横綱、締込など、約90点が展示される。

 ◆第45代横綱・若乃花幹士(初代) 青森県弘前市出身。179センチ、105キロ。右上手投げや豪快な呼び戻しを得意とし、1958年初場所に2度目の優勝を果たして横綱昇進。栃錦とともに「栃若時代」を築き上げ、戦後の相撲界を盛り上げた。優勝10回。

 ◆第59代横綱・隆の里俊英 青森県青森市(旧浪岡町)出身。182センチ、159キロ。右四つに組んで両廻しを引きつけての寄り・つりを得意とした。特に千代の富士に相性が良く、土俵を盛り上げた。1983年7月、30歳9か月で横綱昇進。優勝4回。

 ◆第72代横綱・稀勢の里寛 茨城県牛久市出身。188センチ、175キロ。2004年5月、史上2位の若さ(17歳9か月)で関取昇進。2017年初場所で初優勝を果たし、約19年ぶりの日本出身横綱の誕生に日本中を湧かせた。優勝2回。

 博物館は、入館無料。開館は10時~16時30分。企画展は9月27日まで開催され、休館日は土、日、祝日。9月8日~22日は大相撲秋場所、9月28日は里山引退佐ノ山襲名披露大相撲、29日は稀勢の里引退荒磯襲名披露大相撲の観覧券がそれぞれ必要。8月31日と9月7日の14時から展示解説が行われる。施設改修工事に伴い10月1日から来年1月10日まで休館する予定。

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