77歳・角川春樹氏、最後の映画監督「大成功して代表作に」…来年秋公開「みをつくし料理帖」

最後の監督作に意欲を語る角川春樹氏
最後の監督作に意欲を語る角川春樹氏
映画「みをつくし料理帖」に主演する松本穂香(中央 左は中村獅童、右は奈緒)
映画「みをつくし料理帖」に主演する松本穂香(中央 左は中村獅童、右は奈緒)

 数多くの名作映画を世に送り出した角川春樹氏(77)が来年秋公開の映画「みをつくし料理帖」で最後の監督作としてメガホンを執ることが5日、分かった。原作は日本料理を題材にした高田郁氏の時代小説。主演は松本穂香(22)、ほかに奈緒(24)、中村獅童(46)らが出演する。

 江戸時代の料理人・澪(松本)と幼なじみの野江(奈緒)による友情物語。獅童は料理人の又次を演じる。「これほど感動する時代小説はない」と原作にほれ込んでいる角川氏は「誰が見ても大成功だという結果を残して、自分の代表作にしたい」と語る。

 1980年代に薬師丸ひろ子(55)や原田知世(51)の才能を見いだしてスターに押し上げた角川氏が今回、抜てきしたのが松本だ。昨年7月期のTBSドラマ「この世界の片隅に」を見て、「若いのにうまいな。素の表情もいい」と絶賛。「作った演技は必要ない。素を出すことが感動を誘う」と演出プランを思い描く。

 今月中にクランクイン予定。松本は「澪を演じられる幸せな気持ちでいっぱいです」と心を躍らせ、奈緒は「凜(りん)という言葉を胸に丁寧に楽しみたい」と決意を語る。獅童は「奇をてらうことなく、真っすぐな気持ちで演じたい」と意気込んでいる。

 34歳から43年間、映画に情熱を燃やす巨匠は「角川映画のスターたちが出るかもしれません」と大物の参戦を予告。世界的な和食ブームの流れに乗り、海外展開も視野に入れている。

 ◆6歳息子希望なら次作「やります!」

 有名な「読んでから見るか、見てから読むか」のキャッチコピーに象徴されるメディアミックスの先駆者であり、カリスマ経営者としても知られる角川氏。プライベートでは6度の結婚と5度の離婚を経験し、自伝「わが闘争」では生涯不良を宣言している。

 だが、6歳の息子を溺愛する現在の角川氏はすっかりマイホームパパで「自分より大切なものが、この世にあると気づいた」。毎日、帰宅すると息子を風呂に入れ、本の読み聞かせをし、寝付くまで手を握っているという。一番の悩みは「おじいちゃんと間違えられること」。取材陣から「もし息子に次回作を見たいと言われたら?」と聞かれると「やります」とあっさり、監督引退を撤回していた。

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