【巨人】マシソンが“師”と仰ぐ原監督へ感謝と決意「監督との出会いがなければ8年間も日本でやり続けることができなかった」

巨人のマシソン(左)と原辰徳監督
巨人のマシソン(左)と原辰徳監督

 7月30日、巨人は広島戦(東京D)に勝利。原監督の監督通算1000勝を達成し、試合後に盛大に祝われた。マシソンはその様子を自宅のテレビの前で見守った。

 「本当に素晴らしい記録。自分がプレーしてきた中で最高の監督の一人。原監督のような存在感を持っている人はなかなかいない。『師』という存在感っていうのかな。父親のような偉大さを持っている方だなと思います」

 12年に来日し、今年で8年目。これまで通算407試合に登板して26勝29敗、418イニングと2/3を投げフル回転してきた。

 長い日本野球生活の中で“ターニングポイント”となったのは14年の4月16日のヤクルト戦(神宮)。バレンティンに同点ソロを浴びた後、両者言い合いになり、両軍入り乱れる騒動にまで発展した。ちょうどその時期は成績が思うように伸びず、精神的面にも少し参っている時だった。試合後、監督室に呼ばれ、原監督からクローザー転向を伝えられた。

 「監督から『今まで起きたことは全て忘れて、これからチームのクローザーになってもらう』って言われたんだ。それまでは成績も良くなくてやりきれない気持ちでいた。でも、そんな時も自分を信じて起用し続けてくれて、それが自分の自信になって調子を取り戻すことができた。自分を救ってくれたという思いだよ」

 マシソンは原監督の存在を「mentor」と表現した。メンターとは日本語で「良き師、指導者、助言者」と訳される。

 「僕たちは勝つために集まっている。その中で監督ほど勝利に飢え、勝利を強く求めている人はいないんじゃないかな。そういう姿に僕はすごく敬意を表すし、尊敬しています。監督との出会いがなければ8年間、日本でやり続けることはできなかった」

 今年は困難が続く。昨年8月下旬、左膝手術のため渡米。さらに11月には、免疫力が低下する感染症「エーリキア症」に罹患(りかん)し、入退院を繰り返した。6月に復活し今季は14登板1勝2敗、防御率は5・23。現在はコンディションを整えるためファームで調整中だ。

 「自分も本来は1軍の場所にいて、監督のためにやらなきゃいけないと思うけど、監督の決断で自分はここにいる。受け入れて自分が再び戻れるようにやっていかなきゃ。監督から『エネルギーを補給して状態を戻してから復帰してほしい』と言われた。自分ができることを追い込んでやって、1軍に戻れるようにしたい」

 連日の猛暑がジャイアンツ球場を襲う。マシソンは練習に一切手を抜かず、練習後も大粒の汗を流しながらファンサービスも欠かさない。「今年は優勝して、みんなでハワイに行きたいな」。助っ人のジャイアンツ愛は誰よりも深い。勝利の“和”に加わるため、背番号20は必ず戻ってくる。

 (巨人・投手担当 玉寄 穂波)

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