【ロッテ】導入希望者続出 球界の「クールビズ」はアリ? ナシ?

ロッテ・吉井理人投手コーチ
ロッテ・吉井理人投手コーチ

 2005年頃から世に浸透してきた「クールビズ」が球界の中でも話題になりつつある。

 8月に入り、最高気温が35度を超える日も珍しくない中で、楽天・平石監督が「短パンOK」の方針を打ち出した。選手の評判も上々らしく、ビジター側のベンチ前から銀次やウィーラーらが半袖、短パン姿でノックを受ける姿を見ていて斬新に感じたので、同じ屋外球場を本拠地とするロッテはどう見ているのか聞いてみた。

 ある球団関係者は「前は短パンでも練習していましたけど、野手はスライディングの練習もありますし難しいですね。投手は可能性はありますけど、基本的にはフィールドの中はユニホーム姿というのが今のチームルールなので」と説明。現状では導入は難しいとの見解のようだった。

 一方で吉井投手コーチは導入を強く希望する。コンディション管理も大事な仕事の一つなだけに、炎天下でユニホームを着た状態での練習について「医学的にも(体に)良くないことは証明されている。練習の効率も悪くなるし、コンディションを上げるための練習で逆にコンディションが下がってしまう」と力説。ただ、ファンに失礼がないようにとの考えも踏まえ「お客さんが入ってくるとまた話は別ですけど、それまではね」と観客がスタンドに入ってくる開門時間までの“限定”にする方法も提案した。

 連日、体感気温は40度にもなるグラウンドで試合前練習を終えた選手たちは「暑過ぎる! 今日はホンマにやばい!」といい、滝のような汗を流しながらベンチ裏に引き揚げて来る。その光景は身近で見ている記者としても気の毒な限りだ。

 ロッテの本拠地・ZOZOマリンは人工芝でフェンス際でダッシュを続けている。ある投手は「反射熱もすごいですよ」と屋外球場ならではの悩みを告白。野手の中では「短パンはやっぱり楽ですよ」という意見が多々あった。2軍施設のあるロッテ浦和球場はさらに過酷なようで、ある野手は「浦和にいないことが“暑さ対策”」というほどだ。

 酷暑の夏でもベストに近いコンディションで最高のパフォーマンスを見せるのが、最大の「ファンサービス」とするならば、主役の選手たちの健康面についても考える必要はある。

 Aクラス争いが佳境を迎える季節。「クールビズ」導入の賛否はあるにせよ、選手側と球団側で話し合いの場は必要だと思う。

 (記者コラム・長井 毅)

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