【巨人】5連敗で2位DeNAと0・5差…岡本よ4番だろ、救ってくれ

7回2死二、三塁、岡本は空振り三振に倒れる(投手・エスコバー、捕手・嶺井=カメラ・宮崎 亮太)
7回2死二、三塁、岡本は空振り三振に倒れる(投手・エスコバー、捕手・嶺井=カメラ・宮崎 亮太)

◆DeNA3―2巨人(4日・横浜)

 巨人が今季初の5連敗。7月15日時点で最大10・5ゲーム差をつけていたDeNAに、ついに0・5ゲーム差に迫られた。4番・岡本が5回2死満塁、7回2死二、三塁で空振り三振。どちらも1点ビハインドの場面だっただけに、ヒットが一本出ていれば…という展開だった。巨人担当キャップの西村記者が岡本を「見た」。巨人は6日から中日、ヤクルト、広島との9連戦に臨む。

 ベンチの、G党の願いもむなしく、岡本のバットは空を切った。2点を追う7回、坂本勇の左前適時打で1点を返し、なお2死二、三塁。エスコバーの外角159キロ直球を捉えられず、空振り三振に倒れた。「今日は僕が打てたら勝てた。それに尽きます」。若き主砲は言い訳をせず、敗戦を受け止めた。

 本人が言う通り、この日は岡本で負けた。確かにミスで決勝点をみすみす献上したのは悔しい。だが、4回無死一塁、5回2死満塁、そして7回2死二、三塁と、チャンスで巡ってきた打席で和真は全て空振り三振。一本でも出ていれば、展開は変わっていた。原監督は「本人が一番悔しいでしょう。何とかこっちも助けて、選手のリスクを取り除きながらやりたいんだけど、なかなかできないね」とかばったが、少なくとも2度回ってきた絶好機で4番が打てなければ、勝てない。

 「巨人軍の4番」とは―。他の打順とは重みが、責任がまるで違う。勝負を分ける場面で打席が回ってくる。打てばチームが乗り、凡退すれば相手が勢いづく。それが巨人の4番だ。長嶋茂雄だって、原辰徳だって、落合博満だって、松井秀喜だってそう。打てなければ、敗戦の責任を一身に背負わされ、それを何度もはね返してファンに夢を与えてきた。全てを背負う“資格”を周囲が認める以上、年齢は言い訳にはならない。

 昨年のレギュラーシーズン最終戦となった10月9日の阪神戦(甲子園)。8回のシーズンラスト打席。史上最年少の「3割・30本・100打点」達成へ、唯一の方法である本塁打を見事に放ってみせた姿は、感動という言葉すら超越した。岡本が不動の4番となることは、巨人軍に関わる全ての人の夢でもある。

 今季ワーストの5連敗。猛追してくる広島、DeNAとの6連戦は1勝5敗と苦しんだ。最大10・5あった2位とのゲーム差は0・5になった。原監督は「現実的にきてるわけだから。きちんと受けとめることが必要」と話し、ここからが勝負とした。

 7回、坂本勇は追い込まれながら厳しいコースのスライダーに食らいつき、1点差に迫る適時打を放った。続く丸も、低めのスライダーをはじき返し、岡本につないだ。その姿に、背番号25が何を感じたか。指揮官が「見事だね。ああいう逆境の時にね。あの2人に強さを感じる。もう1人、2人、そこに加わってくれるとね」と話す頭に描くのは当然、第89代4番の岡本である。できない人に、こんなことを言うはずもない。4番を外れた7月27日以降は連日、早出特打を行う姿を誰もが見ている。歯を食いしばって、逆境に苦しむ巨人を救ってくれ。(西村 茂展)

試合詳細

巨人

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS ショップ報知 マガジン報知 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真販売 法人向け紙面・写真使用申請