静高“恐怖の9番”片平、速球打ちは朝飯前「上位にいい形で回せれば」

スポーツ報知
ティー打撃で汗を流す静岡高の勝負強い9番打者・片平

 第101回全国高校野球選手権(6日開幕・甲子園)に出場する静岡高は4日、大阪府茨木市の追手門学院大で約2時間、練習を行った。県大会の打率がレギュラー内で3位タイの3割5分3厘と勝負強い「恐怖の9番」片平吉信中堅手(3年)は、フリー打撃で快音を連発。浜松商の友人の激励を力にして、7日に控える津田学園(三重)との初戦で全力プレーを見せる覚悟だ。

 相手が決まっても、静高の練習は「いつも通り」だった。投内連係、内野ノック、そしてフリー打撃。特別な「津田学園対策」はない。「速球対策は春先からやってきましたから」と片平は説明した。

 145キロに設定したピッチングマシンを、マウンドよりも近くに置いて、毎日の練習で打ってきた。体感速度は150キロ超。常葉大橘の市川大晴(3年)や知徳の栗田和斗ら147キロの速球を投げる投手を、夏の県大会で打つための練習だった。津田学園のエース前(まえ)が152キロを投げると聞いても、ナインに衝撃はない。

 マシンを近めに置く打撃練習は大阪でも続行中。片平も球速に押されることなく、コンパクトなスイングで中前へ快打を連発した。県大会で17打数6安打5打点。浜松商との3回戦で本塁打を放ち、駿河総合との決勝で逆転打を放った勝負強さは健在だ。

 秋は6番だったが、「ほかの選手が伸びたため」春から打順は9番に下がった。それでも気を落とすことなく「上位にいい形で回せれば」と、つなぐ意識でバットを振っている。県大会ではチーム2位の8四死球を選んでおり、栗林俊輔監督(46)も「出塁率が高いんです。打てないときも、なんだかんだで塁に出てくれる」と高く評価する。

 友人の声も力になっている。夏の浜松商戦後、相手の4番・福井優也内野手(3年)に声を掛けられて仲良くなった。浜商は5月の東海大会で津田学園と戦っており、抽選後に連絡すると「前はいい投手だ。頑張れ」と激励された。負けられない。片平は「チームを勢いづけるバッティングをする」と7日の初戦を見据えた。(里見 祐司)

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