◆広島10―5阪神(4日・マツダスタジアム)
広島が5カード連続勝ち越しで首位・巨人とのゲーム差を「2」に縮めた。ここ5カード(15試合)で13勝2敗と、怒とうの追い込みを見せている。
2点リードの初回、アレハンドロ・メヒア内野手(26)が3号3ランを放ち、初回としては今季最多の5得点を挙げて早々と試合を決めた。前日まで「投手3、野手1」で固定されていた外国人枠の影響で、この日を含めても18試合しか出番がないが、8月の4試合で打率5割3分8厘と爆発。「もらったチャンスをつかまえないと」と気合を込めた。
先月下旬にドミニカ共和国から再来日した人気者のクレート通訳は、お立ち台に久々の登壇。ファンに「タダイマ!」とあいさつすると、囲み取材でも「(お立ち台は)イイデス!」と余韻に浸っていた。
メヒアと外国人枠を争う助っ人について、佐々岡投手コーチは、2軍再調整中のモンティージャとレグナルトは「モンティージャは課題を与えている(ので時間がかかる)。レグナルトは下で内容も結果も見せてもらわないと」とレグナルトがファームで結果を出せば、昇格させることを示唆した。
一方で緒方監督も「夏場は中継ぎがヘバってくるからビッグイニングが増える。外国人枠の中で投手をどうするか」とジョンソンとフランスアを固定した上で、投手1人と野手1人が1軍に入ることを理想とした。さらに「今のメンバー次第だが、レグナルト、ヘルウェグと外国人枠の兼ね合いを考えながらやっていきたい」と現状7人の中継ぎ枠に、どちらかの助っ人左腕を加えて「8」に増やす可能性に言及していた。