小野伸二、札幌からJ2琉球に完全移籍「北も盛り上げられたので、南もお手伝いできたら」

練習後、クラブハウスに向かって手を振る札幌MF小野(右から2人目)
練習後、クラブハウスに向かって手を振る札幌MF小野(右から2人目)

 J1札幌の元日本代表MF小野伸二(39)が、J2琉球に完全移籍することが4日、分かった。札幌市内での練習後、小野は「難しい決断だったが、北も盛り上げられたので、南の盛り上がりもお手伝いできたらいいなと」と理由を口にした。

 先月22日、オファーが届いた。札幌・野々村芳和社長(47)から「引退するまでいてほしいと思っていた」と慰留された。2014年6月から5年以上在籍しただけに、小野も「連続で居続けたクラブで最長で、思い入れはすごくある」と悩んだが、新天地での戦いを選んだ。

 今季J2に昇格した琉球だが、現在17位でJ1昇格圏内(6位以上)との勝ち点差は15。後半戦の起爆剤として小野に期待がかかる。

 決断には、札幌に加入時と同じ思いがある。「沖縄も来た時と同じような環境なので」。小野が入団した14年の札幌は5度目のJ1昇格を目指していた。念願をかなえ、17年からJ1を主戦場に移し「札幌に来た時は『J1に上げましょう』が目標だった。それが現実になったのはうれしく思う。最北端から最南端に行って、沖縄でもそれ(J1昇格)が達成できたらこれほど楽しいことはない」。9月で40歳になる。衰えぬ挑戦心を貫いた。

 10日のホーム・浦和戦が札幌で最後の試合になる。「少しでも関われればいいなと。そのために精いっぱいやるだけ」。今季、まだリーグ戦で出番はない。98年にプロ生活をスタートさせた古巣との戦いに臨み、札幌に別れを告げる。

 ◆札幌市と那覇市の寒暖差 今季のJ1が開幕した2月22日は、札幌市が最高気温6.5度、最低気温が氷点下2.1度、那覇市が最高24.7度、最低22度。年間平均気温は1981~2010年の統計で札幌市が8.9度、那覇市が17.1度。

 ◆小野 伸二(おの・しんじ)1979年9月27日生まれ、静岡県生まれ。39歳。清水商高から98年浦和入り。2001年にオランダ1部フェイエノールトに移籍。以後、浦和、ボーフム(ドイツ)、清水、Wシドニー(オーストラリア)でプレーし、14年6月に札幌加入。日本代表としてW杯3大会に出場し、国際Aマッチ56試合6得点。J1通算201試合29得点、J2は63試合9得点。175センチ、76キロ。

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