竜馬四重奏、米初上陸 智弁和歌山“新魔曲”で人気急騰

タイムズスクエアを和装で練り歩いた竜馬四重奏の(左から)仁、雅勝、竜馬、翠
タイムズスクエアを和装で練り歩いた竜馬四重奏の(左から)仁、雅勝、竜馬、翠

 【米ニューヨーク2日(日本時間3日)=土屋孝裕】日本の伝統楽器とバイオリンによる4人組インストゥルメンタルバンド「竜馬四重奏」がマンハッタンの「JOE’S PUB」で米初ライブを行った。智弁和歌山高校の吹奏楽部が応援曲に取り入れるなど日本国内でも人気上昇中だが、来年の東京五輪を見据え「今が勝負の時」と米上陸。「東京五輪は音楽で海外の方をおもてなししたい」と音楽界での“令和維新”を誓った。

 津軽三味線、篠笛、鼓とバイオリンを融合させた異色の和洋折衷バンドが、完全アウェーのニューヨークを熱狂させた。

 耳の肥えた観客が集まるという老舗のライブハウス。メンバーは「We are Ryoma Quartet!」と威勢良く自己紹介したが、「僕らのこと知ってる?」と英語で呼びかけると、手を挙げた観客はゼロ…。しかし、演奏を重ねると、観客の目の色が輝き、体を揺さぶり始めた。当然のようにアンコールが起き「We are the world」の演奏に合わせて観客が合唱。1時間あまりで全13曲を披露すると、最後は「ブラボー!」に、スタンディングオベーションまで起きた。

 竜馬四重奏はバイオリニストの竜馬(34)が、演奏家として活動していた雅勝(38=津軽三味線)、翠(40=篠笛)、仁(44=鼓)に声をかけ2008年に結成。16年にメジャーデビューし、今年6月に発売した新曲「Sekai‐Japan」がテレビ朝日系「スーパーJチャンネル」のテーマ曲に使用されるなど、人気も知名度も高まっている。

 14年にスペイン3都市でツアーを行い、タイ、マレーシア、ブルネイでも公演を行っているが、NYでのライブは「エンターテインメントの最先端を引っ張ってきた街で挑戦したかった」という竜馬の野望がかなった形。リーダー・仁は「やってきたことは間違ってなかった。通用したと思う。自信になった」と手応えを口にし、さらなる世界進出に意欲を見せた。

 斬新なスタイルに加え、演奏のみのため言葉の壁がないのも強み。東京五輪関連のイベント参加にも意気込む。竜馬は「僕らはトラディショナル(伝統)も、エンタメの最先端も表現できる。おもてなし精神を発揮したい」と、今度は訪日客をうならせるつもりだ。

 ◆竜馬四重奏(りょうましじゅうそう)

 ▼翠(すい)1979年2月5日生まれ。40歳。歌舞伎俳優と笛演奏家の血筋を継ぎ、04年に伯父の前名・藤舎推峰(とうしゃ・すいほう)を襲名。古典演奏活動を中心に活動。

 ▼竜馬(りょうま)1984年10月22日生まれ。34歳。音大在学中にプロ活動を始め、300本以上の映像作品のレコーディングやライブに参加。

 ▼雅勝(まさかつ)1980年12月18日生まれ。38歳。11年の津軽三味線日本一決定戦審査員特別賞。露・モスクワ音楽院でソロコンサートも。

 ▼仁(じん)1975年3月23日生まれ。44歳。幼少の頃から藤舎流6世家元の藤舎呂船に師事し、藤舎呂凰(ろおう)として歌舞伎や日本舞踊の公演を中心に活躍。

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