松島幸太朗、伝説の100メートルトライ再現…3日花園でトンガ戦

試合形式の練習で汗を流す松島幸太朗(カメラ・石田 順平)
試合形式の練習で汗を流す松島幸太朗(カメラ・石田 順平)
日本vsトンガ先発メンバー
日本vsトンガ先発メンバー

 ラグビー日本代表は3日にトンガ代表と対戦。ウィング松島幸太朗(26)=サントリー=が伝説トライの再現を狙う。2日は試合会場の大阪・花園ラグビー場で練習を行い、W杯仕様に改修されたグラウンドの感覚を確かめた。神奈川・桐蔭学園3年時の2011年に史上初の100メートル独走トライを挙げた高校ラグビーの聖地で、2戦連続のトライを記録して日本代表を連勝に導く。

 松島が日本代表として初めて、思い出の詰まる花園に戻って来た。真夏の日差しをサンバイザーでよけ、青いスパイクで長めの芝を踏みしめた。増設されたスタンドでさらに臨場感が高まるW杯仕様になった。「走りやすい環境だった。悪い印象はない。ハイボールも捕りやすい感覚」。10年度の全国高校ラグビー準決勝の大阪朝鮮戦で記録した史上初の100メートル独走トライを再現できるかと聞かれると、ほほ笑んで少し間を置いた。「このレベルでできたらすごいですね」と、静かに闘志を燃やした。

 日本協会が、「花園育ちが、帰ってくる」と銘打つ一戦は、13年6月8日のウェールズ戦(18●22)以来6年ぶりに花園で開催されるテストマッチ。チケットは完売している。多くの代表選手が高校時代に経験した聖地に立った当時、松島の目標は、「日本開催の19年W杯に日本代表として出場する」ことだった。プレーは派手だがシャイだった少年は、高校卒業後にスーパーラグビーのシャークス(南アフリカ)下部組織へ入団。早くからプロ選手としてプレーして大きく成長した。高校時代の夢も、すぐ手が届くところまで近づいた。

 初戦のフィジー戦(7月27日)も本職ではないウィングで先発し、有言実行の2トライを挙げた。内側に入ってのプレーは自由に任されており、今回もウィングから「またこだわって、チャンスがあれば積極的に」トライを取りに行くつもりでいる。

 代表戦では珍しいナイター開催だが、宮崎合宿で夜間練習をしており不安はない。前日練習は昼間に行い、ハイボール処理に影響する照明の具合などは未確認だが、「パニックせずに対応していきたい」と、冷静に構える。「今やっている試合は全てW杯をイメージしている」。あの冬のように、観客の視線を独占するようなプレーをする準備はできている。(大和田 佳世)

 ◆松島 幸太朗(まつしま・こうたろう)1993年2月26日、南アフリカ・プレトリア生まれ。26歳。南アで6歳からラグビーを始め、桐蔭学園高2年時の2009年度に花園で準優勝、10年度優勝。11年に南アのスーパーラグビー・シャークスのアカデミーに入団し、12年の同国U―20代表候補に。初代表は14年5月でキャップ数31。178センチ、88キロ。

  • 11年1月、桐蔭学園・松島(右手前)が100メートル独走トライ
  • 11年1月、桐蔭学園・松島(右手前)が100メートル独走トライ

 ◆松島の全国高校ラグビー 2、3年時に出場。2年時は準決勝で初トライを挙げ決勝に進むも東福岡に敗れ準優勝。3年時の準決勝の大阪朝鮮戦は、16―10の後半26分、自陣ゴール前で相手がこぼしたボールを左サイドで拾ってトライ。決勝も50メートル独走し、東福岡との同時優勝に貢献した。

試合形式の練習で汗を流す松島幸太朗(カメラ・石田 順平)
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11年1月、桐蔭学園・松島(右手前)が100メートル独走トライ
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