美弥るりかインタビュー<2>スターぞろいの「花の89期」今は七海ひろきから刺激受ける

スポーツ報知
インタビューに応え、ポーズを取る元宝塚歌劇団月組男役スターの美弥るりか(カメラ・関口 俊明)

 この6月、17年間を過ごした宝塚歌劇団を卒業した元月組男役スター・美弥るりかが、今月18日に千葉・舞浜アンフィシアターで自身初のソロライブ「Rurika Miya 1st Live」を開催する。ステージ構成に美弥なりのこだわりが満載、とのこと。退団後初となるスポーツ報知のロングインタビュー第2回は、同期生への思いについて熱く語った。

 舞浜アンフィシアターでライブを挙行するのは、宝塚歌劇関係者では美弥が3人目となる。

 昨年5月、元雪組トップ娘役・咲妃みゆが「オーケストラコンサート “First Bloom”」を、12月には花組トップスター・明日海りおが自身初の本格的なコンサート「Delight Holiday」を開催した。

 独特な半円形劇場での公演を美弥も楽しみにしている。

 「花組(明日海)のコンサート映像も見ましたが、(半円形で)端の席の方もステージが近く感じるだろうし、宝塚大劇場とは全く違う感覚になるでしょうね。私は宝塚時代、一番端に座っていらっしゃる方にも話しかけたいタイプで、どの席にいても、皆さんが同じ気持ちで楽しん下さい―という感覚を大切にしていたので、この劇場(アンフィシアター)はピッタリかな、と思います。この劇場でしか出来ない演出もあるだろうし」

 明日海は同じ89期。劇場の情報は何か聞いたのだろうか?

 「いいえ。まだ聞いていないんです。私たち同期は本当に仲が良いのですが、みんな忙しくて…」

 男役、娘役共に多くのスターが誕生した「花の89期」だが、今年に入って、89期生の歌劇団からの卒業が相次いでいる。3月に星組の男役スター・七海ひろき、6月に美弥、7月には宙組の娘役・純矢ちとせ、そして、明日海は11月の東京宝塚劇場公演「A Fairy Tale―青い薔薇の精―/シャルム」での退団を発表済みだ。歌劇団に残るのは、雪組トップスターの望海風斗、専科の凪七瑠海、雪組娘役の沙月愛奈だけとなる。

 「私がこんなに長く宝塚でやれるとは思わなかったし、それは同期にも驚かれました。正直、何度も迷うことがありました。『まだ男役を続けていていいのかな』とか。それでも、ここまでやってこれたのは、同期みんなのおかげです。17年も在籍していると、歌劇団に残っている同期は少なくなる。いろいろな苦労、経験を味わいましたから、絆の深まり方、お互いを気遣う気持ちというのが、下級生の頃とは全然違うんです。特にみりおちゃん、だいもん(望海)はトップスターとして大活躍していて、体力的にも大変だと思う。2時間以上ある公演を、毎日2回もやっていくというのは、すごく体力を使うし、加えてトップとして組を支えているんですから。かちゃ(凪七)は専科所属でいろいろな組に出演して存在感を出して…。『みんな、元気でいてくれればいいよ』という気持ちが強いですね」

 美弥よりも少し先に退団した七海からは、大いに刺激を受けているという。

 「カイちゃん(七海)は卒業後、声優とか全く違うジャンルに挑戦したり、本当に『すごいな』と思う。彼女は2か月くらい卒業が先輩。彼女の頼もしい背中を見ていると、私もしっかり歩いて行こう、と思います。同期とはいろいろと情報交換をしていますよ。この間、せーこちゃん(純矢)の卒業のお手伝いで、宙組さんの東京公演千秋楽に同期が集合したんですが、すぐに(宝塚)音楽学校の頃に戻れる。失敗した事、面白かったこと、すぐに思い出して、みんなで笑い合えるんです」=つづく=

 ◆美弥 るりか(みや・るりか) 2001年4月、宝塚音楽学校入学。03年、月組公演「花の宝塚風土記/シニョール ドン・ファン」で初舞台。その後、星組に配属。10年に「ハプスブルクの宝剣―魂に宿る光」で新人公演主演。12年、月組に組替え。「ロミオとジュリエット」のマーキューシオ役、「ME AND MY GIRL」ではジャッキー(女役)を演じ、その後も「グランドホテル」でオットー・クリンゲライン、「エリザベート」でフランツ・ヨーゼフ役などを好演。人気、実力を兼ね備えた男役スターとして活躍し、今年6月、惜しまれつつ宝塚歌劇団を退団した。

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