映画「シン・ゴジラ」で興行収入82.5億円の大ヒットを記録した庵野秀明氏(59)と樋口真嗣氏(53)が再びタッグを組み、映画「シン・ウルトラマン」(2021年公開)を製作することが31日、分かった。
第40回日本アカデミー賞最優秀作品賞・最優秀監督賞など主要7部門で最優秀を受賞した「シン・ゴジラ」で総監督を務めた庵野氏と監督の樋口氏が新たに特撮ヒーローに挑む。ウルトラマンシリーズのファンを公言する庵野氏は企画・脚本、樋口氏は監督を務める。
「―ゴジラ」では初代「ゴジラ」(1954年)を、現代社会を舞台によみがえらせ高評価を得た。本作も同様に「ウルトラマン」の原点に立ち還り、当時初めてウルトラマンを見た衝撃を現代によみがえらせるという。ただし、現時点では詳細は非公表。特撮なのかCGを駆使した撮影なのか、物語の内容も含めベールに包まれている。
ウルトラマンに変身する斉藤工(37)は「私に大役の白羽の矢が立った事以上に、この壮大なプロジェクト及び手にした脚本に至極興奮致しました。『ウルトラマン』への特別な想いを持たれていらっしゃる庵野さん、樋口監督と共に、若輩者ながら私の37年間を本作に注ぎたいと思います」と意気込む。
主人公の相棒役には女優の長澤まさみ(32)が抜てきされた。「誰もが憧れる庵野さんの作品に出演出来る事をとても光栄に思います。今回の作品では思いがけない展開もありますが、今を生きぬく事はいつもどんな時も精一杯です。作品を通して少しでも多くの人の心に届くものになればいいなと思います」とコメントした。
巨大生物に対抗する組織の一員として出演する俳優の西島秀俊(48)は「世界的人気で誰もが知る『ウルトラマン』を、あの『シン・ゴジラ』チームが再集結して映画化するとお話をうかがった時の驚きと興奮がいまだに冷めません。初めてご一緒する樋口監督のもと、“誰も見たことのないウルトラマン”の世界に命を吹き込む一員として、精一杯演じさせていただきます」と意気込んだ。