広島は29日、育成選手のフアン・サンタナ内野手(24)と支配下契約を締結したと発表した。契約金1100万円の6年契約で、今季年俸は880万円。背番号は146から99に変更された。
マツダスタジアムで会見に応じたサンタナは「サンタナデス! ヨロシクオネガイシマス! ガンバリマス!」と日本語で叫んでガッツポーズ。ニックネームはスペイン語で赤ん坊を意味する「ネネ」。「グラウンドに出たときに100%の実力を出したい。守備では菊池涼、打撃ではバティスタを目標にしている。小園がライバル? いいや、僕は仲間だと思っているよ」と抱負を述べた。
広島はこれで支配下選手が上限の70人に達し、今季中の編成が終了したとみられる。鈴木球団本部長は「最後の最後の戦力として期待している。内野ならどのポジションも問題なくきっちり守れるという評価。長打はないけど、率もそこそこ残す」と説明した。
◆フアン・サンタナ(JUAN SANTANA)1994年8月16日、ドミニカ共和国出身。24歳。同国カープアカデミーを経て2018年9月に広島の練習生として来日。今季ウエスタン・リーグ成績は71試合、打率2割6分4厘、5本塁打、27打点。今年3月に育成契約。181センチ、100キロ。右投右打。独身。