【西東京】国学院久我山、ロッテ・井口監督出場以来の28年ぶり聖地 中沢ツインズ「甲子園で校歌」

28年ぶり3回目の優勝を決めた国学院久我山ナインは、尾崎監督を胴上げして喜んだ(カメラ・池内 雅彦)
28年ぶり3回目の優勝を決めた国学院久我山ナインは、尾崎監督を胴上げして喜んだ(カメラ・池内 雅彦)
91年7月、西東京大会で10年ぶりに優勝した国学院久我山ナイン
91年7月、西東京大会で10年ぶりに優勝した国学院久我山ナイン

◆第101回全国高校野球選手権西東京大会 ▽決勝 国学院久我山4―2創価(28日・神宮球場)

 国学院久我山は、ロッテ・井口資仁監督(44)が2年生で出場した91年以来、28年ぶりに切符を手にした。

 長く遠ざかっていた夏の聖地への道がついに開けた。2―2の9回、国学院久我山が2点を勝ち越し。今大会全6試合に先発した右腕・高下耀介(3年)がその裏、2死一、二塁のピンチを背負ったが、中飛に抑えてゲームセット。28年ぶりの甲子園を決めたナインの顔には、汗と涙が光っていた。

 「2人で甲子園に行こう」と誓い合った双子の夢がかなった。主将・中沢直之と知之一塁手(ともに3年)は7月のよく晴れた日に、二卵性双生児として生まれた。小学2年からともにジュニアウェッツで野球を始め、中学では世田谷西シニアでプレーした。兄・直之は「当時は知之が投手で、自分が捕手でバッテリーを組んでいた。その時からずっと2人で甲子園に行こうね、と言ってきた」。高校でも一緒に甲子園を目指せる環境を探し、尾崎直輝監督のスカウトで、国学院久我山の門をたたいた。

 直之は「弟は負けず嫌いでストイック」といい、知之は「兄はいつでも頼もしい」と、互いを尊敬する。帰宅後も、家の前で1日1時間の素振りやキャッチボールをするのが日課だ。7番打者の知之は1安打で1犠打。一方、直之は三塁コーチャーと伝令役を務める。「悔しい気持ちは割り切って、主将としてチームのためになることを全力でやり抜きたい」と、積極的にナインに声をかけてきた。

 勝利の胴上げが始まると、ナインからは「直之!」コールがかかり、主将ははじける笑顔で3度宙に舞った。直之は「弟と、そしてチームのみんなと甲子園を決めることができてうれしいけど、目標は甲子園で勝って校歌を歌うこと」と、既に気持ちは聖地での勝利に一直線だ。兄弟の絆と夢が、甲子園の空の下でも輝きを放つ。(奥津 友希乃)

 ロッテ・井口資仁監督(国学院久我山92年度卒)「決勝戦にふさわしい、本当に素晴らしい試合で、28年ぶりに夏の甲子園出場を決めたことを本当にうれしく思います。我々OBの思いは甲子園でまず1勝(過去春夏通算5度出場で未勝利)。それを目標に、それ以上を目指して頑張ってほしい」

西東京大会結果
28年ぶり3回目の優勝を決めた国学院久我山ナインは、尾崎監督を胴上げして喜んだ(カメラ・池内 雅彦)
91年7月、西東京大会で10年ぶりに優勝した国学院久我山ナイン
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