日本が強敵フィジーに8年ぶり勝利 34―21で撃破…ラグビー・パシフィックネーションズ杯第1戦

前半6分、トライを決める福岡堅樹
前半6分、トライを決める福岡堅樹

◆ラグビー・パシフィックネーションズカップ第1戦 日本代表―フィジー代表(27日、岩手・釜石鵜住居復興スタジアム)

 世界ランク11位の日本代表は、大会4連覇中の同9位フィジー代表に34―21で完勝し、白星発進を決めた。福岡、松島の両ウィング、フランカー姫野らで4トライを奪った前半は29―14でリード。後半は松島のトライなどで得点を重ね、一度もリードと許さなかった。

 世界ランク上位国からの勝利は16年11月のジョージア戦以来。過去の対戦成績で3勝14敗、4連敗中だった苦手チームからの白星は11年7月以来となった。史上初8強入りを目指すW杯本番に向けた力試しの一戦で大きな収穫を得た。試合はW杯日本大会で唯一の新設会場となる釜石鵜住居(うのすまい)復興スタジアムで行われ、被災地でもある釜石では初のテストマッチともなった。日本は8月3日に第2戦でトンガ(大阪・花園ラグビー場)、同10日の最終戦で米国(フィジー)と戦う。

 日本は攻守が切り替わった後の対応が素早く、サイズとパワー、走力を上回る強敵をさばいた。開始早々にはフィジーの爆発的な突進に受け身になり、相手センターにゴールまでボールを持ち込まれたが、FBトゥポウが執念のリアタックルでトライを阻止。勢いづかせなかった。

 変幻自在のパスとランを武器にするフィジーは前半2トライ、後半1トライなどで21点。3トライ中2つはラインアウトからモールを形成して押し込んだセットプレーで、得意とするアンストラクチャー(陣形が整っていない、こんとんとした状態)からの攻撃も少なかった。日本は細かく動いてつなげ、体力勝負でも引けをとらなかった。ラストワンプレーは、フィジー陣内5メートルでの相手ボールのスクラム。ボールがでた直後にフィジーのランナーに防御を抜かれて40メートル近くゲインされたが、松島がはじき飛ばされながらの入魂タックルで阻止。ノーサイドとなった。

 ▼後半の得点経過

 【14分=松島がトライ→34―14】適陣10メートル付近で、センター・ラファエレのタックルから生まれたこぼれ球に、ウィングの松島が素早く反応。転がったボールを3度、蹴って、相手ゴールまで転がしてトライ。敵DFと競り合いに勝ってボールを押さえた。コンバージョンキックは失敗。

 【20分=フィジーがトライ→34―21】前半終盤と同じ形で、フィジーFWがラインアウトモールで押し込んでトライ。日本のゴール手前5メートルからのラインアウトでクリーンキャッチに成功し、押し込んだ。コンバージョンキックも成功。

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