【巨人】3連敗で2位DeNAとの差は4・5ゲームに

9回2死二塁、丸(手前)が空振り三振し試合終了。ナインはベンチで悔しさをにじませた(カメラ・清水 武)
9回2死二塁、丸(手前)が空振り三振し試合終了。ナインはベンチで悔しさをにじませた(カメラ・清水 武)

◆巨人2―4阪神(26日・東京ドーム)

 巨人が阪神とのカード初戦を落とし、3連敗となった。原監督が1、2軍で「5対5」の計10人の大量入れ替えを断行し、迎えた一戦。同点の7回、2番手の田口が、新外国人のソラーテに来日初アーチとなる2ランを被弾した。巨人は一時、2位以下に10・5ゲーム差をつけていたが、気がつけばDeNAとの差は4・5ゲームだ。

 高く舞い上がった白球の行方は、分かっていた。田口は唇をかみ、顔をしかめた。7回2死一塁、ソラーテに左翼5階席へ飛び込む特大の決勝2ランを浴びた。「防げた一発かもしれないし、最善を尽くせなかった」。悔いの残る表情だった。

 この場面、バッテリーはスライダーを3球続けた。捕手の小林は相手の膝元へ落とすように要求したが、真ん中に入った。失投だった。原監督は「あの場面で警戒は長打。2人が選択した球で、相手に軍配が上がった。彼らがどういうふうに、その1球を次の肥やしにするか」と指摘した。

 同じ球を続けることが悪いわけではない。それが、相手の裏をかくこともある。だが、ソラーテが「その前に同じ球を見ることができた」と、軌道やタイミングを計れたことを理由に挙げたように、1つの球種を続けるリスクがあるのも事実。より慎重に、意図通りの球を投げなければいけない。

 小林は「田口の一番いい球を(内角に)見せてからと思ってましたけど、結果的に打たれているので」と言い訳をせず、田口も「球の意図だったり、自分自身が改めて改善しないといけない」と反省した。田口は7月は10戦連続を含む15試合目の登板。現状の悪い流れでは、その力は欠かすことができない。何とか乗り切ってもらいたい。

 打線が試合の流れを引き寄せきれなかった事実も大きい。菅野は2回までに2失点。粘り強く追い上げ、6回に阿部の押し出し四球で追いついたものの、なおも1死満塁で勝ち越せなかった。「チームが主導権を握れない、同点止まり。もう一歩、もうちょっと辛抱だろうね」と指揮官。リードできない以上、勝利は絶対に望めない。

 7日・DeNA戦以来の本拠地で敗れ、3連敗。2位・DeNAとは4・5ゲーム差に縮まった。指揮官は心機一転の再出発と称したことを象徴するように、計10人の大幅入れ替えを敢行。球団スタッフがグラウンドや一塁ベンチ各所に清めの塩や酒をまく験担ぎも実らなかった。原監督は「明日も心機一転。それでいきます」と締めた。勝った負けたを次の日へ持ち込む必要はない。(西村 茂展)

映像提供:GIANTS LIVE STREAM
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