【神奈川】横浜まさか…及川急きょ登板も4連覇ならず

逆転負けとなりベンチでうずくまる横浜・及川(カメラ・泉 貫太)
逆転負けとなりベンチでうずくまる横浜・及川(カメラ・泉 貫太)

◆第101回全国高校野球選手権神奈川大会 ▽準々決勝 相模原8―6横浜(25日・横浜スタジアム)

 甲子園への夢が散り、横浜のエース・及川雅貴(3年)の頬には大粒の涙が流れた。昨夏まで3年連続で甲子園に出場してきた“絶対王者”が、ノーシードの相模原に5点差をひっくり返され、準々決勝で姿を消した。

 最速153キロ左腕がつかまった。5点リードの7回、2点差に迫られなおも1死二、三塁の場面で、3番手で登板し、四球と二塁打を許して追いつかれた。8回の攻撃で、自ら右翼へ三塁打を放ち、一時勝ち越しのホームを踏んだが、試練は続いた。その裏、安打、犠打、死球で1死一、二塁のピンチを背負った。「決め球のスライダーでゲッツーを狙おうと思った」と相手の4番・中野夏生三塁手(3年)に投じた一球を右翼線へ運ばれた。逆転の2点二塁打を浴びた。

 横浜が夏の大会で公立校に敗れるのは、松坂大輔(現中日)が2年生だった97年の横浜商戦以来。平田徹監督は「相手が打てる球を確実に捉えてきて、総合力が思っていた以上だった。及川には最後の夏だからもう少し長くマウンドに立たせてやりたかった」と悔しさをにじませた。

 大船渡・佐々木らとともに、高校生「BIG4」の一角として令和元年の高校野球をにぎわせた左腕の夏は終わった。及川は「これから周りと相談するが、プロに行きたいと思っている」と次なる挑戦へ思いを口にした。(奥津 友希乃)

 ◆及川 雅貴(およかわ・まさき)2001年4月18日、千葉・匝瑳(そうさ)市生まれ。18歳。小3から軟式の須賀スポーツ少年団で野球を始め、6年時に千葉ロッテマリーンズジュニア選出。八日市場二中では匝瑳シニアに所属し、U―15W杯日本代表で大会最優秀防御率。横浜では1年春からベンチ入りし、夏2度、春1度甲子園出場。182センチ、75キロ。左投左打。家族は両親と姉。

神奈川大会結果

野球

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS ショップ報知 マガジン報知 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真販売 法人向け紙面・写真使用申請