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横浜高前監督の渡辺元智氏、大船渡・佐々木の登板回避に「アクシデントがあったとしか考えられない」

スポーツ報知
試合終了の整列で涙ぐむ大船渡・佐々木朗希らナイン(カメラ・佐々木 清勝)

◆第101回全国高校野球選手権岩手大会 ▽決勝 花巻東12―2大船渡(25日・岩手県営)

 今秋ドラフトの目玉、大船渡の佐々木朗希投手(3年)は、決勝で登板のないまま花巻東に敗れ、自身初の甲子園出場はならなかった。24日の準決勝・一関工戦で9回129球を投げての連戦。国保陽平監督(32)は「故障を防ぐために起用しませんでした」と説明した。この一戦について、野球関係者らがさまざまな意見をスポーツ報知に寄せた。

 「平成の怪物」松坂大輔(現中日)を擁しての98年春夏連覇など、甲子園通算5度の優勝を誇る横浜高前監督の渡辺元智氏(74)は、「決勝にエースが出場せず」という事態に首をかしげた。

 「佐々木君本人にどこか故障があるのならやむを得ませんが、なぜ一番大事な決勝戦にエースを投げさせないのかは、理解に苦しみます。あれほどの打撃力がありながら、代打にも出てこないというのは、体調不良などのアクシデントがあったとしか考えられません」

 野球がチームスポーツであるという観点からも、全く出場させないという判断には疑問が残るという。

 「佐々木君だけの大会ではありません。チームメートや応援してくれる人々など、いろんな方に支えられ、みんなで甲子園という舞台を夢見て頑張ってきた。さらに、甲子園で佐々木君が活躍する姿は、子供たちや同世代にとっても大きな励みになったと思います。決勝戦に『出さない』という決断は、寂しいというのが正直なところです」

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