日本モーターボート競走会は、現在128期ボートレーサーを募集している。“水上の格闘技”とも言われるボートレースの魅力や、レーサーになったきっかけなどを、実力をメキメキつけてきている美人若手女子レーサー、安井瑞紀(26)=岡山支部=に聞いた。
◆金銭面も魅力
―ボートレーサーを志したきっかけは?
「小学生の頃から陸上をやっていたので、それを生かせる仕事につきたかったんです。走り幅跳びをしてました。大学3年生の終わり頃、就活に悩んでいるときにテレビで薮内瑞希さんの特集を見て、『これならいけそう』と思っちゃいました(笑い)。陸上で全日本インカレの団体優勝した実績があったのでスポーツ推薦でしたが、1回で受かることができました」
―この仕事の面白さは?
「人と競って結果が出るところです。勝ったときの喜びが格別ですね。賞金もついてきますし(笑い)。それと、日々成長を実感できるのもうれしいです。できないことがどんどんできるようになりますから」
―金銭面も魅力? 平均年収は約1600万円です。
「そうですね。同年代のOLさんの1か月の給料を、頑張れば1週間くらいで手に入れられますから。それに、周りに左右されることなく自分次第でいくらでも稼げるので、恵まれた職業だと思います」
―逆に苦労することは?
「体重管理ですね。今は51キロくらいあるんですけど、45、6キロにしないとダメですから。普段の食事から気をつけて、毎日体重を測るようにしてます」
―養成所での生活は?
「何事も団体責任だったので大変でしたけど、イメージされているほど特別つらいと思ったことはないですね。私は年齢が上だったのもあって、そんなに怒られることはありませんでした」
◆安井 瑞紀(やすい・みずき)1993年5月9日生まれの26歳。岡山県出身。岡山支部、120期。立命館大学を卒業後、ボートレーサー養成所に入所。大学4年の15年には女子陸上部の主将として、同部を初の日本学生陸上競技対抗選手権大会団体優勝へと導いた。17年5月に児島一般戦でデビュー。通算獲得賞金は1425万8580円(7月24日時点)。
◆一般試験応募9月6日まで
○…128期ボートレーサーの一般試験の募集は、9月6日まで実施中。募集人員は50人程度。養成所の費用は無料だ。募集要項の詳細は下記ウェブサイト(スマホ)または「ボートレーサー募集」で検索して確認を。