【U23】森保日本、五輪悲願メダルへ大迫、柴崎、中島、昌子4人をOA枠リストアップ

リストアップされた(左から)昌子源、柴崎岳、大迫勇也、中島翔哉
リストアップされた(左から)昌子源、柴崎岳、大迫勇也、中島翔哉
U22の基本布陣と東京五輪の予想布陣
U22の基本布陣と東京五輪の予想布陣

 東京五輪まで24日であと1年。1968年メキシコ市大会以来の五輪メダル獲得を目指すサッカーU―23日本代表のオーバーエージ枠(OA、最大3人)の構想が、23日明らかになった。森保一監督(50)はFW大迫勇也(29)=ブレーメン=、MF中島翔哉(24)=ポルト=、柴崎岳(27)=デポルティボ=、DF昌子源(26)=トゥールーズ=を軸に人選を進めていることが判明。最強メンバー招集で悲願成就を狙う。

 最強のOAを編成し、悲願のメダル獲得を実現させる。関係者の話を総合すると、森保監督はセンターラインでの採用を検討しており、1トップ、ボランチ、センターバックの3ポジションにA代表でも軸となっている選手の招集を目指す考え。すでに選手、関係者、所属クラブのいずれかにはOA選出の可能性を伝えられているという。

 1トップはFW大迫勇に白羽の矢を立てる。ブラジル、ロシア大会とW杯に出場し、ロシア大会のコロンビア戦で1得点。今や代えのきかない日本のエースだ。大迫勇はロンドン五輪メンバーから落選し、選出されれば初の五輪。懸念は1月アジア杯での起用法を巡り、日本協会とブレーメンの関係が悪化したことだ。

 中盤で心臓の役割を担うのはMF柴崎。森保サッカーを実現させるための肝となるボランチ。若手中心で挑んだ南米選手権(ブラジル)に柴崎を帯同した背景には、五輪を見据えて若い選手たちと融合を図る狙いがあった。ロシアW杯では出色のプレーで16強進出の原動力に。唯一の不安点は、新天地でポジションを確保し、状態を向上することができるか。

 そして、最終ラインにはDF昌子が名前を連ねる。ロシアW杯では国内組唯一の主力として活躍。森保監督が求める、最終ラインから攻撃の組み立てを実行でき、フランスで対人守備にも磨きがかかった。柴崎と同じ意図をもって南米選手権の招集オファーを出したが、所属クラブから承諾を得られなかった経緯がある。

 MF中島はゴール前で変化をつけられる貴重な存在。A代表でも不動の地位を確立しつつある。

 OAを巡っては負の歴史がある。その時々のA代表監督が縄張り争いの意識から代表のOA派遣に応じず、人選は限定された。日本協会はこれらの反省を踏まえ、森保監督を兼任監督に起用。「メダル獲得」へ向けて、横やりを受けない体制を作った。

 五輪は各国協会に選手招集の拘束力がなく、所属クラブとの交渉が必要。森保監督はかねてOA枠の早期合流を望んでいる。交渉がまとまり次第、タイミングを見て早めにMF久保建英(18)=Rマドリード=ら若い年代との融合を図る考え。悲願のメダル獲得へ、この4人を中心に人選、交渉を進めていく。

 ◆東京五輪の男子サッカー 出場資格は1997年1月1日生まれ以降の選手。24歳以上のオーバーエージ(96年12月31日までに生まれた選手)は3人まで。本大会登録メンバーは18人。参加国は開催国枠の日本を含めた16か国。4チームずつ4組に分かれて1次リーグを戦い、各組上位2チームが準々決勝に進出する。決勝は8月8日に日産スタジアムで行われる。16年リオ五輪ではブラジルが優勝、日本は1勝1分け1敗で1次リーグ敗退。

 ◆オーバーエージ(OA)

 1996年アトランタ五輪から採用。登録可能な23歳以下の選手のほかに、24歳以上の選手を各国最大3人まで招集できる。五輪本大会は各国協会に選手招集の拘束力がなく、所属クラブとの交渉が必要。使用は義務づけられておらず、日本は1996年アトランタ五輪と2008年北京五輪は選出せず。12年ロンドン五輪ではDF吉田麻也、徳永悠平をOA枠で召集し、4位入賞を果たした。吉田は同五輪前年に23歳になっていたため、OA枠。

 ◆大迫 勇也(おおさこ・ゆうや)1990年5月18日、鹿児島・加世田市(現・南さつま市)生まれ、29歳。鹿児島城西高から09年に鹿島入り。2014年にドイツ2部1860ミュンヘンへ移籍し、ケルンを経てブレーメン所属。国際Aマッチ通算43試合14得点。182センチ、73キロ。妻はタレントでモデルの三輪麻未(30)。

 ◆柴崎 岳(しばさき・がく)1992年5月28日、青森・野辺地町生まれ。27歳。青森山田高から2011年に鹿島入団。17年1月にスペイン2部テネリフェ、同7月から1部ヘタフェ、今夏から2部デポルティボ所属。国際Aマッチ通算39試合3得点。175センチ、62キロ。妻は女優の真野恵里菜(28)。

 ◆中島 翔哉(なかじま・しょうや)1994年8月23日、東京・八王子市生まれ、24歳。東京Vの下部組織から2012年10月にプロ契約。14年にF東京へ移籍。17年8月からポルトガル1部ポルティモネンセへレンタル移籍し、18年5月に完全移籍。19年1月にカタール1部アルドハイル、今夏からポルトガル1部ポルトに在籍。国際Aマッチ通算13試合4得点。167センチ、62キロ。既婚。

 ◆昌子 源(しょうじ・げん)1992年12月11日、神戸市生まれ、26歳。米子北高から2011年に鹿島入り。昨冬にフランス1部トゥールーズへ移籍。父・力さんは姫路独協大サッカー部監督で、日本協会公認で最上位の指導者S級ライセンス保持者。国際Aマッチ通算18試合1得点。182センチ、74キロ。既婚。

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