神野大地「結果で恩返しするのが役目」 MGC壮行会に約100人出席

MGC壮行会に出席した神野大地(右)。青学大時代の恩師・原晋監督(中央)や寮母・美穂さん(左)も参加した
MGC壮行会に出席した神野大地(右)。青学大時代の恩師・原晋監督(中央)や寮母・美穂さん(左)も参加した

 箱根駅伝「3代目・山の神」の神野大地(25)=セルソース=が22日、東京五輪代表選考会「マラソングランドチャンピオンシップ」(MGC、9月15日)壮行会に出席した。青学大時代の恩師・原晋監督(52)やプロ野球・ヤクルト元監督の古田敦也氏(53)ら約100人が参加。ケニアで行う直前合宿を前に「悔いのない準備をしたい。(MGCでは)必ず2位以内にこだわりたい」と意気込んだ。

 山の神ではなく、「人間・神野大地」を象徴するような壮行会だ。青学大での輝かしい実績をひっさげて、名門・コニカミノルタへ進んだが、「東京五輪があったから覚悟を決められた。後悔したくなかった」と昨年5月にプロの道へ。母・恭子さんは「心の中では反対した。1人でやっていけるのか心配でしょうがなかった」と当時を回想した。走りで稼ぐことはそう簡単ではない、どうせなら安定した実業団で―。でも、止めることはしなかった。「自分で決めたことだから。(反対を)口にするのはやめた」と息子の意思を尊重した。

 青学大時代の先輩マネジャーで、今では最強のパートナーとなった高木聖也コーチ兼マネジャーと二人三脚の日々を送っている。ケニア合宿、エチオピア合宿、栄養士や短距離コーチの招へい…。できる限りの手を尽くして、3月の東京マラソンでMGC出場権を獲得した。“チーム神野”の一員で、青学大時代から指導する中野ジェームズ修一氏は「誰からも愛されることも才能。これだけの人に支えられるアスリートはいない」と知られざる素質を語る。

 原監督は「初めて走りを見たときは『ウサギのようなバネで走るなあ』という印象。ただ、158センチ、37キロという体は中学生みたいだった」と出会いを振り返る。「それが今では日の丸を背負おうと努力を続けている。やるからにはナンバーワンを目指してやってくれると思いますよ」と太鼓判を押す。

 大一番まで2か月を切った。神野は「本当にたくさんのいい出会いに恵まれて、今の自分がある。結果で恩返しするのが役目」。プロの自覚を持って、大きな山に挑む。

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