【巨人】今季初の同一カード3連敗…鬼門突破の難題は持ち越しに

◆広島2X―1巨人=延長10回=(21日・マツダスタジアム)

 巨人が敵地マツダスタジアムで広島にサヨナラ負け。今季初の同一カード3連敗を喫し、2度目の4連敗となった。先発した桜井が7回1失点と好投したが、打線は9回1死満塁を逸するなどチャンスを生かせず。同点の延長10回1死満塁、4番手のマシソンが鈴木に右前打を浴びた。今季の広島戦は4勝9敗1分け。マツダでは2勝6敗1分けと苦手意識が払拭できずにいる。

 詰まらせた打球は無情にも外野の芝で弾んだ。1―1の10回1死満塁。マシソンは鈴木に内角直球を右中間へ運ばれ、サヨナラ安打で試合が決まった。今季初の同一カード3連敗。原監督は「よく粘ったというかね、もう1本出なかったのはあるけど、向こうにもう1本が出たということでしょう」と淡々と振り返った。ベンチに残る野手は山本と中島だけという総力戦。あと一歩、及ばなかった。

 1点を追う3回、1死三塁から丸が中犠飛。「取れる時の1点」を着実に取った。ただ、微妙に動くツーシーム系を操る九里の前にゴロの山。走者が出ても2併殺と術中にはまった。投手がフランスアに代わった9回1死満塁、代打の阿部と陽が158キロ速球に空振り三振に倒れたのは相手の気迫が上回った結果論。吉村打撃総合コーチは「対九里」の攻撃を猛省した。

 「九里は低めの制球が良かった。(19、20日の)1、2戦目は選手も頑張って見極めたけど、今日はいいところに決められた。何とか我慢して攻略しないと点を取れる状況にならない。もっとチーム全員で意識して次につなげるしかない」

 今回のマツダ3連戦。いずれも雨で、高温多湿のコンディションだった。広島も同じ条件で言い訳にはできない。そんな中、打線は初戦の大瀬良に4回105球、2戦目の床田に5回98球を投げさせた。若いカウントで強振、追い込まれたらボール球を振らずに粘って球数を投げさせる。この作業を全員が束になって実行し、相手投手に重圧をかけた。ただ、この日は九里が良すぎた。それに尽きる。

 昨年までの3年間で11勝25敗1分けと苦戦したマツダで、今季も2勝6敗1分け。対カープも4勝9敗1分けで唯一の負け越しだ。接戦で試合終盤に進むにつれ、カープナインから漂う「何とかなる」の雰囲気。鬼門突破という難題は、来月8月12日からのマツダ3連戦に持ち越しとなった。

 4連敗は2か月ぶり。原監督は「明日休んで頑張ります」と前を向いた。23日のヤクルト戦(京セラD)のため、大阪への移動日となる22日は指揮官の61歳の誕生日。切り替えて、全員が新たな気持ちで戦うしかない。(片岡 優帆)

試合詳細

巨人

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS ショップ報知 マガジン報知 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真販売 法人向け紙面・写真使用申請