【西武】山川、セパ最速30号「手応えは完璧」

◆西武10―3オリックス(21日・メットライフドーム)

 誰もがどっしりと構える主砲へ熱視線を送った。ファンの期待に応えるかのように山川の打球は、左翼席へと放物線を描いた。

 「手応えは完璧でした」。試合をひっくり返す一発が飛び出したのは、2―3の6回無死一、三塁。2番手・比嘉に追い込まれてからの4球目、外角甘めのスライダーを捉え、逆転3ランで2年連続となる今季30本目のアーチをかけた。昨年より10試合早い、88試合での30号到達は両リーグ最速。日本人が2年連続で30号到達に一番乗りするのは、97、98年の巨人・松井秀喜以来の快挙だ。「時間がかかってしまった。ペースを上げていかないと」と語った。

 「何かを変えないといけない」と20日から、登場曲をBEGINの「誓い」に変更した。一時は68発ペースでアーチを量産していたが、7月上旬には28打席無安打とくすぶった。この日は25打席ぶりの本塁打に、熊代と目を合わせ、ニヤリと笑った。アーチの予兆は4試合18打席ぶりの安打となった2打席目にあった。投手のグラブをかすめる鋭いライナーを放った。インパクトの瞬間、重心を後ろに残したようなスイングができた。その打席後、山川は「これは“どすこい”いきます」とベンチで熊代に本塁打を予告していた。

 ボールが沈む軌道に合わせて、自らも重心を後ろに残し、ギリギリまでボールを引きつける―。熊代が“バリー・ボンズ式”と名付けた打法は、山川本人も納得の一発だった。

 48本ペースだが、目標は50発。「実力を含め、いい流れに乗らないといけない」。感覚をつかんだアーチストが再び、50発に向けてアーチを描く。(森下 知玲)

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