第40回を迎えた若手芸人の登竜門コンテスト「ABCお笑いグランプリ」の決勝戦が21日、大阪市内で開催され、漫才コンビ「エンペラー」が結成9年目で初優勝を果たし、賞金100万円を獲得した。
NSC(吉本総合芸能学院)大阪校の34期生コンビで、にしやま(28)は「賞レースの決勝に残らせてもらうのは初めて。感無量です」と喜んだ。今後の目標について安井祐弥(26)は「M―1が一番とりたい賞レース」とキッパリ。今回は1回目のブロック戦を漫才、決勝をコントと違うパターンで勝負。安井は「決勝はほかの2組が漫才。普段コントはほとんどやっていないので、数少ないコントの1個をやりました。采配ズバリです」と勝因を語った。
賞金の100万円について安井は「お酒が好きなので、山ほどお酒を買って、雰囲気の良さげな公園で飲みたいです」。にしやまは「お世話になった後輩とかちょこちょこご飯に連れて行きたいですね。あと僕、犬好きでフレンチブルドッグを飼いたいです」と笑顔で話した。