広島・小園に求められる立浪の一歩目 高卒遊撃手のレギュラー奪取なるか

広島・小園
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 広島のドラフト1位・小園海斗内野手(19)が球宴明けから1軍に戻ってきた。後半戦の2試合目となった16日のDeNA戦(横浜)に「8番・遊撃」で先発し、いきなり2安打をマーク。ただ、最も目についたのは果敢な遊撃守備だった。

 2回1死で宮崎のゴロに猛チャージし、素早く一塁に送球。4回1死でもロペスの強いゴロを軽快なフットワークで処理した。「この間は攻めたプレーができなかったけど、今日は前に出てさばくことができて良かった」。本人のコメントからも手応えが伝わってきた。

 6月22日のオリックス戦(マツダ)では何でもない大城の遊ゴロを悪送球。翌23日の同カードでも2失策を犯し、その後は出場機会を与えられなくなった。山田和利内野守備走塁コーチ(54)は言う。

 「今、小園に対して最も大事にしていこうと言っているのは一歩目。どんな打球にも、まずは勇気を持って踏み出そうと。それさえできれば、捕球も送球も良くなってくるから」

 山田コーチは中日に在籍していた1988年に、黄金ルーキー・立浪の控えとして、53試合で遊撃守備に就いている。まさに18歳のお手本だったわけだが、当時から立浪の勝負度胸には光るものを感じていた。

 「やっぱりタツはここ(左胸を指して)が強かったね。ミスをしても、その次の機会があれば必ず攻めていく。打球に対して多少、衝突する癖はあったけど、必ずしっかり一歩目を切っていた」

 記録をひもとくと、立浪はルーキーイヤーに10失策を犯している。ただ、並み居る一流打者の打球にひるまず、攻めていった。高卒新人初のゴールデングラブ賞は華麗なグラブさばきだけでなく、折れない心でつかんだ勲章と言えるだろう。

 小園のここまでの4失策はすべてマツダスタジアムで記録されている。天然芝の球場は、人工芝に比べると、格段に難易度が増すことは間違いない。

 19日からは巨人、ヤクルトと本拠地で6試合が続く。ミスを恐れず積極的に攻める姿勢が見られるのか注目だ。(記者コラム・表 洋介)

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