ユニバ日本代表、ブラジル撃破 南米選手権の経験生かし大会2連覇

スポーツ報知

◆サッカー ユニバーシアード ▽男子決勝 日本4―1ブラジル(13日、イタリア・サレルノ)

 ユニバーシアード夏季大会のサッカー男子決勝が13日、イタリアのサレルノで行われ、日本は南米選手権でA代表デビューを果たした日本代表FW上田綺世(20)=法大=がハットトリックを挙げるなど、4―1でブラジルを下して大会2連覇を決めた。U―22代表で臨み準優勝した6月のトゥーロン国際(フランス)に続き、東京五輪世代が世界を舞台に結果を示した。

 大学生とはいえ「王国」ブラジルを日本のパスサッカーが圧倒した。今大会が最後の実施となるサッカーで、2005年に3連覇を成し遂げて以来の連覇で通算7度目の金メダル。ハットトリックで花を添えた上田は「仲間がいたからこそ決定的な仕事ができた」と達成感をかみしめた。

 序盤から果敢に相手ゴールを脅かした。前半は決め切れなかったが、打開したのがエースだった。後半11分、PKを冷静にゴール右へ蹴り込んで先制。8分後には一瞬で裏へ抜け出して追加点を奪うと、1点を返された直後の37分にも、再び空いたスペースに飛び出してとどめを刺した。

 6月の南米選手権(ブラジル)では唯一の大学生A代表として出場。エースとして期待され、「今の自分がどれだけの実力なのかが分かるいい機会。楽しみたい」と意気込んでいたが、結果は無得点。だが、「あの雰囲気や感覚、スピードを味わったからこそ」と、今大会での活躍につなげた。来季J1川崎入りするFW旗手とMF三笘らと巧みに絡む攻撃は迫力十分。来年の東京五輪にも期待を抱かせる戦いぶりだった。

 南米選手権は五輪世代から18人がA代表に招集され、南米の強豪相手に経験値を積み上げた。同大会で選外となったU―22のメンバーで構成されたトゥーロン国際では、“落選”の反骨心を力に変えた選手たちが史上最高位の準優勝を成し遂げた。そして大学生の日本代表でも世界の頂点に到達。開幕まであと1年に迫る東京五輪の大舞台へ向け、着々と強化が進んでいる。

 松本直也監督が「ちょうどこの代は五輪世代。入学した日から強化してきた」と鍛えられ、将来を嘱望されるイレブン。大会最後の王者としてしっかり歴史に名を刻んだ。

サッカー

個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請 報知新聞150周年
×