【和歌山】和歌山東・落合、6回1失点で初戦突破 日米10球団のスカウト視察

力投を見せる和歌山東・落合秀市(カメラ・伊井 亮一)
力投を見せる和歌山東・落合秀市(カメラ・伊井 亮一)

◆第101回全国高校野球選手権和歌山大会 ▽1回戦 和歌山東11―1星林=6回コールド=(14日・紀三井寺)

 和歌山大会では、和歌山東の最速148キロ右腕・落合秀市(3年)が6回を2安打1失点に抑え、コールド勝ちで1回戦を突破。日米10球団が視察し、大船渡(岩手)の佐々木朗希、星稜(石川)の奥川恭伸、創志学園(岡山)の西純矢(いずれも3年)らドラフト1位候補右腕と「遜色ない」という評価が相次いだ。

 大物の片りんを見せた。和歌山東の落合は3回無死一塁からの左翼線安打しか外野に打球を許さなかった。3回無死一、二塁から味方の失策で1点を失ったが、自己最速まであと1キロに迫る147キロを計測。6回を2安打1失点7奪三振にまとめ「制球が荒れていた(3四球)ので抑えられてよかった」と胸をなで下ろした。

 全国的には無名の185センチ右腕は、ここに来てプロの評価が急上昇している。この日は日米10球団約20人のスカウトが視察し、巨人の岸スカウトは「(佐々木、奥川らと比較して)素材的には遜色ない。将来的にはローテに入る」と絶賛した。

 中学時代は「たまに試合に出るぐらい」という選手。和歌山東に進学したのも「高卒(資格)が欲しかった」から。「高校で野球をするつもりはなかった。それなりに(高校生活を)楽しもうと思った」。スポーツをする気もなかったが「説明会に行って(野球を)やってみようかな」というノリで続けた結果、米原寿秀監督(44)らの熱心な指導で、ドラフト上位候補まで成り上がった。

 趣味BMX 趣味は自転車のBMXやスケートボード。けがの恐れがあっても「何とかなる」とサラリ。今春センバツで8強入りした智弁和歌山と市和歌山への対抗意識についても「日頃は野球のことはあまり考えていない」と答えた“天然素材”だ。

 目標は甲子園出場とプロ入り。「こんなこと(注目される)になるとは思っていなかったので、めっちゃうれしいです!」と、はにかんだ落合。このシンデレラボーイは、とにかく破天荒だ。(伊井 亮一)

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